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戦闘狂の理想郷  作者: 三上 空
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創作意欲が消沈しつつあったこのごろ思いつきで書いてきます。ペースは多分週一ぐらいです。

何卒よろしくお願いします。

花水風月。

花鳥風月ではない。

なぜだろうか、この世界はこの四つの性質を持っているらしい。

この世界は武を持つものがあふれた世界。ノーストルダム。

北の果てという意味合いらしいがこの世界のことをそう呼ぶため方角も始まりも終わりも関係ない。

そこにいる者たちは武を持った百戦錬磨の英雄たち。

日本でいえば織田信長のような武士。

海外でいえばアーサー伝説に出てくるブリテン王。

この世界には時代も年もない。

ただの武のぶつけ合い。

すべてのものを捨てさせられ、それを再び手にするための戦いである。


・・・そこに現役の高校生が放り込まれるとはだれも思わないだろう。俺も思ってなかった。

さて自己紹介と洒落込もう。

俺の名前は天野昇晃(しょうこう)、現役高校一年の『元』柔道部員だ。

今は趣味でとあるコンテンツで武術を目コピしようとしている。


ちなみに周りは見渡す限り銀世界、新進と降りしきる雪が肌を刺激し血流を鈍らせる。

ここに来たことに気づいたのはさきほど。

ここがどこで法則といったことも頭の中にぶち込まれた感覚がある。

だからこそすぐに違和感を感じる。

なぜ『俺』が呼ばれるのかと。

時代の概念がないのはわかる。過去未来、伝記小説の登場人物から全国に名を馳せたボクサーやらなんやら。

そのすべては全盛期でなければしあいにならない。

もし未来の俺がそれなりの伝承を持つものになったとし、それが未来(さき)の俺でなくては話がつかない。

そしてまたおかしな点がある。

俺のこぶしには幾何学的な(かっこよさげな模様)が浮かんでいる。

約三つに分かれたそれはおそらく残機。

いわゆる俺の死ねる回数。

・・・いや極力痛いのは嫌だけど。

あともう一つ、俺以外の周りにいる者が全員日本人(・・・)であるということ。

(なり)や顔は伝承とも聊か異なる。

雰囲気や服でわかるとはいってもやはり違和感を感じたりはしている。

帯剣をしたり、甲冑を着込んだものもいる。俺のように丸腰も。

思案を繰り広げていると、数人が奇声を上げながら戦闘を始めた。

この武のぶつけ合いに意味はないと見る。

そしてまたここにいて何もしないのは()()()()()

あぁ、俺の自己紹介に補足をしよう。

俺はラノベ大好き厨二病を越えた戦闘狂(バーサーカー)だ。


花。

自と正を携え、自らの力で芽吹く力を持ち、正しく清らかであるとされる。

水。

無と静を併せ持ち、凪の静けさや水の柔軟さ、無の境地とされている。

風。

動と流の力。嵐のような激しさや絶えることのない力の象徴。

月。

他、転を持つ。ほかの力を己がモノとし操り反転を有す。

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