表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生後は幸福に!  作者: 未空
序章 ーこの世界とは今日でお別れのようですー
2/7

1-2.準備完了!

「おーい!起きたらどうだい?」



ふと声がし、目を開ける。


「あ、やっと起きた…。気分はどうだい?」


「いや、別に、普通ですけど…?」


この人は誰だ?ここはいったい?…。俺は確か、車に轢かれて死んだ(?)はず…。


「ならよかった!先にだけど、君から聞かれる前に言っておくね?

 僕は君たちが言うとこの神様って人で、

 ここは死んだ人が転生のためにくる場所だよ!」


なるほどなるほど。神様で転生か…。


「はぁ!?神様?転生?」


「いきなりそんな大声出さないでよー…。だから、僕は神様って言ってるじゃん。

 君は死んだから、今から転生するために準備するの!おっけー?」


…。まぁ、いいか…?


「お、おっけー?」



「じゃあ、転生の準備に入るよ!普通の人なら、前世の記憶を消して

 行きたい世界だけ注文を聞いて、すぐ転生させるんだけど…。

 君の前世、ちょっと酷かったでしょ?」


転生ってそういうことするのか。酷かったっていうのは、運がなかったり、

貧乏だったりとかのことか?


「まぁ、色々と大変すぎる気はしたが…。」


「あれねー、こっちのミスなんだよね。」


は?今この神、さらっと凄いこと言わなかったか?

あれ、……神様のミス?


「転生させるときに、ステータスみたいなのを作って、

 初期値と限界値とか色々設定するんだけど、君の場合、運のとことかが

 極端に低くなっちゃってて、あんなことになったの。色々と…ごめんね?」


にっこりしながら神が言う。


「まじかよ…。」


「怒んないの?」


「確かに大変ではあったが、まぁ、もう終わった事だろ?」


少しイラッとしたが、終わったことだ。もういいだろう。


「ふむ。じゃあ良かった!因みにいっておくと、

 君が死んだっていう大きな分岐点ができたから、そこを利用して、君の家族は

 これからどんどん幸せになるよう修正しておいたよ!だから安心してね~」


そうなのか…。一安心だな。


「で、俺も転生するんだろ?」


「勿論!でも、君は前世色々ありすぎたから、ちょっとサービスつけるよ!」


なるほど。それはありがたいが…


「どんなサービスだ?」


「まず、君の拒否が無ければ前世の記憶をそのままにして、

 ステータスを全体的に上げて、他にも君が望むものがあれば、言っていいよ!

 あ、それと、貴族の息子にしておくよー」


そう言いながら神様は紙に

[前世の記憶保持]、[ステータス上昇]、[貴族の息子]と書いている。


「なるほど。それはありがたいな。ほかにほしいものか…」


「あぁ、言ってなかったけど、君が今から転生する世界には人族、獣族、

 エルフ、吸血鬼、妖精族、魔族とかの種族がいて、魔物もいるよ。」


「色々いるんだなぁ。……てことは、剣や魔法も普通にある!?」


「うん!勿論だよ。

 あぁ、それらも簡単扱えるようになるようにしておこうか。」


そう言うと[剣術]、[魔術]と書いている。


「じゃあ、ほかにも適当に色々付けておくね。」


適当にって。ありがたいがどんなのが追加されたのか気になる。

見ようとするが、転生してからのお楽しみ!と言い見せてもらえ無かった。




「よし!おっけーかな?……。

 うんうん。大丈夫!よし、それじゃあ転生しようか!」


いきなりだな。いよいよ転生か。


「ああ。いつでもいいぞ。」


ふぅ。と深呼吸をする。


「それじゃあ…。君が

 新しい世界で素晴らしい生活を送れるように祈ってるよ!」



そう言うと、さっきまで色々書いていた上に放り投げる。





その瞬間、周りが光り出し、意識が消えた。




閲覧、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ