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涙の数だけフラれた数。

作者: 七瀬

僕の初めての初恋は幼稚園の時だった。

その初恋の相手の女の子の名前は......? 『メイアちゃん』


目のクリクリとした可愛いらしい女の子だった。

僕がメイアちゃんに言った告白の言葉は確か......?


『メイアちゃんの事、好きになったから僕と付き合ってくれない?』

『ごめんね、私...尚人くんが好きなの! だからごめんなさい。』


僕はその時は、にこにこして悲しかったけど...? 泣かないように

我慢していた。


お家に帰っても、お母さんやお父さんにも愛犬のピクルスにも話さなかった。

だけど寝る前に、一人ベットの中で泣いたのを憶えている。



次に僕が好きになった女の子は、小学生の低学年の時に同じクラスの

『実菜ちゃん』って女の子だった。


笑った顔が可愛くて、僕好みの女の子だった。

僕が実菜ちゃんに言った告白の言葉は、こんな言葉だったと思う?


『僕は実菜ちゃんがタイプで、物凄く好きなんだ~! 僕と付き合って~』

『ごめんね。私、今好きな男の子がいるから! 付き合えないよ~』


人生で2度目の失恋! この時もキツかったな~ 失恋はきっと何回しても

慣れないし傷つくし泣いてしまう。



でも僕は、まだまだ諦めてない! 【恋】がしたいんだろうな。

3度目は、小学生の高学年の時に隣のクラスの女の子だった。

僕が校庭で友達と走り回ってコケた時に足に怪我して血を出していたら?


『大丈夫? はいこれで血を止めてね!』


彼女が僕に真っ白のハンカチを渡してくれた。

その時の彼女が 『天使』に見えた。


僕は迷わず彼女に告白した。


『好きになったから、、、先ずは友達から、どうかな?』

『なんか? 煮え切らない言い方だよね? 私そういうの嫌い!』

『えぇ!?』


流石に、3度目は相当落ち込んだよ~

正直、名前も覚えてないんだけど......?

好きだったって事だけは憶えている。



そして、4度目は中学生の時だった。

だんだん、僕も学習して来るのか? 中一から中三までずっと同じ女の子の

事が好きで、寝かせることにした。

想いを直ぐに伝えるのではなく、あたためていこうと考えたのだが......。

この考え方は 『失敗』だった。


そりゃ~ そうだよな~! 他のやつに取られた。

トロトロして告白もしないから? 僕と付き合っていたかもしれないのに!

こんな事になったんだと思うと? なんだか涙が止まらない!



5度目は、高校生の時同じクラスで僕の隣の席の女の子だった。

なんか? 眼鏡をかけて何時も物静かに本を読んでいるような

そんな知的な女の子だった。

名前は 『遠藤さん』


僕は遠藤さんの靴箱にコッソリと 『放課後、屋上に来てください。』

と書いた置手紙をおいてきた。


そして放課後、僕はドキドキしながら彼女を待っていた。

遂に遠藤さんが屋上に来て告白した。


『ずっと、遠藤さんの事が好きだった。もしよければ付き合ってください!』

『えぇ!?』


少し間を置いて、彼女が言った。


『いいよ。』

『まじで!?』

『うん。』

『やったーー!!!』 


僕は彼女に見えないように小さなガッツポーズをした。

はじめて告白して、付き合えた女の子だった。

遠藤さんとは純粋なカップルだったと思う。

手も繋げないようなシャイナ僕で、遠藤さんも照屋さんだったから。

本当に、可愛らしい恋人同士だったな~!

でも、大学に行く時に違う大学で遠藤さんは東京に行くと言うし。

『遠距離恋愛』も考えたけど......?

その時は、別れる事を選んだな。

今になったら? 凄く後悔しているけどね。



ここから僕の 『恋愛転落人生』が始まる。


大学に入って好きな女の子が出来たけど...? 

美人過ぎた! 大学で有名なほど可愛い女の子だった。


僕が彼女に告白する前から、既に何人も彼女にアタックに

モーションをかけていて僕が入る隙がなかった。

それに、彼女は僕の存在すら知らなかったと思う。



同時にバイト先のコンビニで知り合った女の子。

はじめて年下の女の子だった。

名前は 『ちぃちゃん』とみんなに呼ばれていた。

だから僕も自然と【ちぃちゃん】と呼んでいた。


『あのね? 大切な話があるんだけどいいかな?』

『ごめんなさい。今から彼氏と会うから! また今度でいいですか?』

『えぇ!? そうなの~! いやいや? 別にいいよ。大した話じゃないし。』

『えぇ! でも? 今、大切な話って......?』

『あぁ、それは、いいの~いいの~気にしないで! 別にどうでもいい話しだし

そこまで、ちぃちゃんが考える事ないよ~ それより早く行かないと? 彼氏

待ってんじゃないの?』

『あぁ! ホントだー! じゃ~ 私行きますねぇ~』

『う.うん』




この後、もう何十年と誰の事も好きにならなかった。

恋もしなかったな。



でもこのままではいけないと思い、 『婚活』をはじめたんだよね!

僕はもともとモテないのに......。

年取ると余計にモテない事を実感した。



僕も既に39歳になった。

このまま行くと......?

結婚も出来ず、独身で通すことになるんだろうなと思うと寂しくなって。

この歳になって重い腰をあげてやっと 『婚活』

でもうまくいかないモノだな。

何度やっても、女性と話せないし。

つまらない話ばかりしか出来なくて......。

結局この 『婚活』は上手くいかなかった。




僕が恋愛を本気で諦めかけていた頃、僕の前に 『天使』が現れる。

高校生の時に唯一付き合えた女の子。

後にも先にも彼女だけ! 『遠藤さん』だった。


しかも!? 街を歩いていて、 『偶然』会ったのだ。

僕も彼女も、長い時間あっていなかったけど......? 

見た瞬間、直ぐにお互いわかった。


僕たちは少し、近くのカフェで話をしていると......?

遠藤さんは今、バツイチの2人の子持ちらしい。

シングルマザーなんだとか? 旦那さんとは2年前に離婚したとかで

お互いの気持ちのすれ違いが原因だと話してくれた。


僕の話もしたけど...? 彼女と比べると大した話じゃない。

でも、僕は遠藤さんとのこの【再会】でまた彼女と付き合えるようになる。




そして遂に、僕は遠藤さんと結婚した。

しかも!? いきなり2人の子供の子持ちになった。

今は幸せだ! 突然! 4人家族になり、、、いやいや?

今、お腹の中にもう1人いるから。5人家族になる!


まさか!? まさかの!? ドンデン返しだーーーーー!!!

家族が出来るってやっぱりいいな。


 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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