前へ目次 次へ 58/80 蓮華 (壱宮 和さんから頂いた単語で) こんな僕のことを救う行為 一掬の泥水をすくうように 濁って汚れた沼には蓮(ハス)の花 何を好き好んで咲くのかな 馴染んだ景色は滅亡を想起 清らかな花の儚さなら承知 散り急ぐ花弁が神聖ならば バイバイだけの人生はまだ 誰かを傷つける雄弁さとか 悲しみの記憶は偶然なのか 彼女の僕への愛が離れても もう一度蓮華を咲かせてよ よく見てきっと忘れないで できれば微笑(ほほえみ)が溢れ出して 手には取らず眺めているよ 汚れた水が咲かせているよ