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魔法使いのおじさん  作者: 光晴さん


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閑話 私のこれから




王都オークション会場のステージ裏で、私は立ち尽くしていた。

とうとう来てしまった。

今まで精霊たちの導きと助けで、これまで無事だった私だが


それも今日までだろう。

私、シャルロット・ヒューイマンはこのオークションで売られていくのだ。

私の主人となるのは、どんな化け物か…


私の後ろで監視をしているオークション関係者。

今まで私を助けてくれた精霊たちも、今はどこにもいない。

見捨てられたのだろうか……




1年前、私の国『ニューレム王国』でクーデターが起きた。

エルフの国はこの大陸に3つあるが、その中でも内情が一番まずかった王国が私の国だ。

今の王になってから100年以上がたつが、ここ30年が最悪だ。


始まりは30年前の飢饉。

15年前には隣国との戦争。

そして、去年のクーデター。


国民は限界だったのだ、そして私の兄が先頭に立ちクーデターを決行。

王を倒し、クーデターは成功したかに思えたが

まさかの兄の妻が裏切った。



クーデターの準備などで忙しかった兄に、見切りをつけ

よりにもよって宰相の息子に夢中になってしまったのだ。

そのため、クーデターの計画は宰相に筒抜けの状態になっていた。


さらに宰相は、このクーデターを使って自分が国のトップになる計画を立てた。

そしてクーデター決行の日、兄が前面に出て戦っているときに

私は、宰相たちに捕らえられ人質にされた。




そして、クーデターが成功し王が倒された時、宰相は私と兄の妻を人質にした。

それを知った兄は宰相に降伏するが、政治犯としてその場で処刑。

兄が死んだ混乱の中、兄の妻も宰相の息子の手により処刑された。


そして、私を政治犯の仲間として奴隷に落とし

宰相の息子が私に手を出そうとしたとき、私の称号『精霊の友』が発動。


『精霊の友』

この称号を持つものが、命の危険にさらされた時

精霊たちが称号を持つものを全力で守り抜く。


称号の影響で精霊が暴走し宰相の息子を殺し

さらに、その息子の仲間たちを殺し私には手を出せなくなった。



その恐ろしさから、王になった宰相は私を国外追放として

奴隷商に売り払ってしまった。


その後も、奴隷商館で私を買おうとするものが現れるが

すべて精霊たちが、相手を傷つけ追い払ってしまう。



こうして厄介者の奴隷となった私は、この王都オークションに何も知らされずに

出品されることとなった。

奴隷商は早く厄介払いがしたかったのだろう。




いよいよ私の順番が来た。

私は、監視をしているものに押されるようにステージの中央に立たされる。

すぐ目の前にオークと見間違うような貴族。

あれだけには買われたくないものだが、それを選ぶことはできないだろう。



私はこれから、どうなっていくのだろう…






主人公に落札される前のヒロインの心境のつもりです。

感想などよろしくお願いします。



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