これから
これが今迄の話。
取り敢えずスーパーから出よう。そして一旦家に帰ろう。そうそう決めてることがあるんだ。それについて話したい。
あぁ、でも待て、家に帰る前に本屋にも寄ろう。
オレの好きな本の新刊が出る頃だから。
え?この街には誰もいないのになんで新刊が出るんだ、だって?それについてはオレも1ヶ月も前に考えてたんだ。でも理由はよく分からない。そもそも本だけじゃないんだ。食材だってそうだ。賞味期限の切れた物はスーパーから無くなってるし、しかも新しい食材が売り場に並んでるのだ。だからオレはそれを気付いた時に探したよ。オレ以外にもやっぱり人がいるんじゃないかって思って。なのに…なのに人がいなかった。それどころか、いた気配すら感じられなかったんだ。
まぁ、怖い話だな。オレ以外誰もいないのに、本も食材も新しくなるなんてさ。
だからこれについては深く考える事をやめた。
いや、別に怖いから考えるのをやめたんじゃないよ?幽霊なんて都市伝説だし…
都市伝説だよな?そうだと言ってくれ!
なにはともあれ本屋に着いた。
これだよ、これ。このライトノベルが好きなんだ。主人公の男が恋人にプロポーズの答えを聞く前に死んでしまった。それが未練として幽霊になってしまう話。これが意外と切なくて泣けるんだ。お前ホントにラノベかよ?ってくらい重いところもあるけど。
いやいやいやいや、これはラノベであって現実じゃないから。幽霊なんている訳がないから。いたらちびるよ?ちびっちゃうよ?いいのか?大の高校生が漏らしてるところお見せしちゃって。ダメですよね。だからこの話はお終いにしよう。いや何度も言うけど怖いからじゃないよ?
自分で言うのもなんだが、オレしかいないのにちゃんとレジに行ってお金を置くところ律儀です。
まぁ単にお金を置かないと盗んでるようで悪いからな。
あ、ちなみに、さっきのスーパーでもちゃんとお金は置きました。
さて、やる事は済んだし今度こそ家に帰るか。
特に何事もなく家に着きました。オレだけの街で何事かあったらおかしいけど。
この街には動物もいないから余計に何事もない。
さぁ、さっき買った?取った?手に入れた本を読もう!Let's reading!本の世界へdive!
…………危ねぇ!本の魔力に負けるとこだった!
この本を読む前に、決めてることを話さなければならなかった。危ねぇ危ねぇ。忘れるとこだった。
取り敢えず落ち着こうオレ。はい深呼吸。
では、オレのこれからを話すとしよう。
ここからは本当の本当に真面目な話だ。
この街にはオレしかいない。
でもそれはこの街だけかもしれない。
この街を出て歩き回ったら誰かいるのかもしれない。その‘誰か‘を求めてオレはこの街から出ようと思う。
端的に言うと、、、
この世界を一周しようと思う。
どうもですです。くらげです。
やっと題名が出ました。
それはそうと頭が痛いです。多分友達の家から帰る時雨に濡れたせいです。おのれ雨。。
あ、ちなみにこの話で出てきたラノベとは後々自分が書く予定のお話であります!