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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約10年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

藍の双子

作者:篠原 麗
表と裏。
光と闇。
白と黒。

全てが全て対する世界で、ある双子の姉弟がただひたすらに生きていく。
何も求めない、姉。
何もかも壊したい、弟。

手から零れ落ちる宝に諦めを感じ、弟だけを愛する姉。
宝を奪われ、この世に絶望し、これ以上奪われぬようにと姉を守るため、
何もかもを壊し、姉に異常な愛を向ける弟。

過去にとらわれた憐れな二人。
そんな双子に自分を重ねる狂った男と、双子を助けようとする優しい道化。

グルグルと回り続ける運命の歯車は、人間を嘲り大幅に狂っていく。
それを止めることは皆無。
人間は神の暇つぶしのためだけに動き回る、操り人形のように滑稽に踊るしか
ない。
この劇の終焉は神のみぞ知る。
それでも双子はクルクル回って、舞台の中で憐れに演じ続ける。
さぁ、滑稽劇の始まりだ!
誰が最後までこの残酷な世界で生きぬけるか、
『見もの、でしょ?』

始まりと欲望
2014/11/10 12:33
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