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剣と魔法な恋愛ゲーム

作者: 亜悩 匠

皆さんこんにちは、自分は原田一成(はらだかずなり)親しい人はカズと呼ぶ


いや、まあそんなことはどうでもいい

実は自分には前世の記憶っぽいものがあったりする


ああ、別に痛い人とかじゃないホントに

自分でもあまり信じられないわけだが、

あるもんは仕方ない


前世の自分はかなり普通の男の子だった

みたいだ

ただ、周りの連中が変人だらけだったようで、自分の変人扱いだったようだ

哀れ、前世の自分

ちなみに高校より先の記憶がない

なんでなのかは、お察し下さい


いや、こんな話しはどうでもいい

問題なのはこれからだ

前世の自分には姉がいた

・・・かなり変なだが

その姉がリビングで恥ずかしげも無く

やっていた乙女ゲームとそっくりなのだ


なにがって?この世界が

気付いたのは5歳のとき、幼なじみの名前をフルネームで聞いた時だ

なんと幼なじみ、攻略対象だったのだ

妙に綺麗な顔してるわけだ


しかし、自分は攻略対象じゃなかった

確かあのゲームは学園が舞台だったはず

と思い出していると、ふと自分が何者なのか思い出した

あのゲームでの攻略対象はすべて生徒会の役員だった

しかし一人だけ攻略対象ではない役員がいた


生徒会副会長、それが自分だった

あっさりわかって拍子抜けだった

しかも攻略対象ではないので

別になにか問題に巻き込まれるわけではない

つまり一切問題無く自分は学園生活を

楽しめるといったわけだ


頑張れ幼なじみ、君の魅力でヒロインを

ゲットしてくるのだ

自分は見守っている・・・すぐ近くで


幸い、あのゲームは明るいシナリオだったので、自分も幼なじみも死んだりすることはない

つまり何の心配もない!





さて、件の学園にも入学し、あとは

ヒロインの入学を待つばかりとなった

それにしても幼なじみ

お前有能過ぎんだろ

なんだよ一年生で生徒会長って

つーか付き合いで副会長やらされた

自分の身にもなってほしい

先輩方から嫉妬ではなく同情の目で見られたんだが、しかも生徒会忙しいし!



そしてヒロイン入学!

いや~長かった!

これから自分の傍観者ライフが・・・





始まんなかったんだよね~




「あ、あの!原田先輩!」


可愛らしい声


「な、なにかな?花崎(はなさき)さん?」


我ながら酷く引きつった声だ・・・

花崎さんの声とは大違いだ・・・

いや、男が可愛らしい声出したら気持ち悪いけども・・・


「い、一緒にお、おご飯食べましぇんか!?」


あっ噛んだ、可愛いなぁ~

おご飯てなんだ?ご飯の丁寧語?

・・・ではなく

問題なのは


「他の役員たちなら生徒会室だよ?

入れるかは・・・わからないけど」

「わ、私は!原田副会長と!お昼ご飯を

食べたいです!」


頬を赤く染めながら花崎さんは言う

・・・けっこー大きな声で

そうなぜかヒロイン(花崎さん)は攻略対象ではなく、自分とイベントを起こす

しかもかなり頻繁に


「あ~、ありがとう花崎さん、では一緒に食べようか?」

「はい!!」


おかしい、明らかにおかしい

何故攻略対象ではなく、脇役である自分とイベントが起きるのだろう

まあ、可愛いからいいけど


迷惑ではない、むしろ日々癒やしをくれてとてもありがたい

だが困惑している

彼女が意図してイベントを起こしている訳ではないようだ

彼女からわざとらしさは皆無

疑った自分が恥ずかしくなるぐらいだ


そもそも出会いからおかしかった

早めに生徒会の仕事を終わらせ

屋上でゆっくり昼寝しようと歩いていたとき、無駄に広い学園の敷地で迷子になっている花崎さんを見つけ、親切心から目的の場所まで送った

それがファーストコンタクト

しかもこの出会い方、本来なら我が幼なじみがするものであった


そして二回目、今度は一、二年生合同の魔法の授業だった

未熟な一年生たちを、ある程度成熟した二年生の成績上位が教える、というものだ

本来なら彼女が所属する班の監督は

現生徒会書記君がやるはずだったのたが

何故かまた自分になっていた



こうしたように、あらゆる所で遭遇し、誰かがやるはずだったイベントが発生する


おかしいな、何故だ?

まあ、ヒロイン(花崎さん)可愛いからいいけども

こんな駄文ですが、感想のほう募集してます。

作者が調子乗ってきたら続編、または他者視点を書くかもしれません


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― 新着の感想 ―
[一言] あらすじにもありましたが剣と魔法どこいったっ 内容はなかなか好きです 乙女ゲーで男主とかそんなにないので俺得ですかね しかも悪役ではなくヒロイン攻略なので 他者視点書くのならヒロインと幼…
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