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死月
少々グロテスクな表現ありご注意ください
ブリキの首が堕ちた時
月は静かにいきたえた
行き場を失った兎達は
深い闇へと身をなげる
首のないブリキ人形よ
踊れ踊れよ 一心に
君の歩いている道端に
煌くものが 落ちてるでしょう
それは 月の肉片だよ
口に含んでみてごらん
もっと貪りたくなるからさ
月の無い夜はとても静か
ぽっかりあいた空からは
誰ぞ誰が覗いてる
このサイトへの初投稿です
まだまだツタナイ文ですが
少しでも
冷たい夜の雰囲気を味わってもらえたら
嬉しいです
この「暗い夜に聞かせる話」は
詩・短編小説の二つで構成されます
気が向いた時にでも
また お立ち寄りくださいませ