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大地の護り歌  作者: 葵乃
4/4

3話 黒装束の狙い

3話更新しました

朝から、嫌な予感はしてたんだ。




「空崎、お前は実技の時間に空中で寝るなっ!!」


いつもの対戦の授業。


霊圧が上がってきた今、葵唯はよく授業をサボっていた。



「・・・」



無言は葵唯の得意分野。


「中多に迷惑がかかるだろ・・・」


「ぜんぜん大丈夫ですよ、先生」


そう言いながらも、


不機嫌な顔で私を見る中多くん。


うん。


いいとか絶対思ってない顔。


「ゴメンね。私馬鹿だから」


馬鹿な私を演じなきゃいけないのも大変。


その苦労を分かる人なんていないんだろーな・・・。


心の中で呟く。


「ちっ…」


けど、そんな時に聞こえた舌打ち。


心臓がドクン、と脈を打つ。


キーンッ!!


金属が交わる音。


目の前で、中多と黒装束の男は武器を交えていた。


あの舌打ちは、そういう意味。


周囲は突然の出来事に慌てふためく。



「緊急体勢っ!!」



その声とともに警報装置が鳴り響く。








見渡せば、同じような黒装束が囲んでいる。


この状況じゃ、応援は遅い。



「…何が目的?」



こんな奴等は初めて見た。


霊力はきっとこのクラスの人間より高い。


雷堂みたいな特別な奴は別として。



「お前は我々と一緒に来てもらう」


またか・・・。


まぁ…結局、この力が目当て。


昔から、あたしは狙われてる。


大いなる力を、奪うために。


「嫌。あんた達禁忌を犯した死神でしょ?」


黒装束の輪の外で、駆けつけた死神が目を見開く。


気配を察知するのは葵唯にとってみれば朝飯前。


「禁忌を犯してまで私の力が欲しいの?」


「そうだ」


「何が目的なの?」


「・・・」


黒装束は答えない。


・・・何のためなのか・・・探らなきゃいけない。


「・・・目的はなに?」


さっきよりもきつく声を発した。


・・・私だけならともかく、みんなは・・・巻き込めない。


「・・・お前がよく知るお方のためだ」


「えっ・・・?」


よく知るお方・・・?


誰だ・・・?


「誰だ?」


「それはお前自ら知ることだ」


黒装束は不気味に笑った。


その笑みは実に真っ黒な笑みだった。


「お前を連れて行く」


「私がおとなしくいくとでも?」


「ならば力ずくで行くぞ」


「・・・かかってきなさいよ」



絶対に負けない。


葵唯はそう強く思いながら、黒装束が言っていたあるお方のことがどうしても気になっていた。



・・・誰なんだろう・・・。


まさかっ・・・晃?



この時、葵唯が疑問に感じたものこそが、のちに平和を壊してゆくモノの始まりであった・・・。









何とも微妙なとこで終わりました・・・


ぜんぜん人物が出てきませんでしたね(--)・・・


次はバトルシーンと謎の晃についてのお話になるかと思います(^^)/


また、よかったら読んでみてください。

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