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大地の護り歌  作者: 葵乃
2/4

1話 問題児は、捻くれ者です。

1話やっと更新しました。


へたくそですが読んで貰えると嬉しいです。

ここは死神界。

死神たちが暮らす世界。

その死神界には、闇と光の力が集まる。

それが、魂。死神は魂を狩り、自分の能力を高める。

たった1人の少女を除いては・・・



「こらっ、空崎・・・起きろー!」


と机の上に寝るフリして、怒鳴られているのは私、空崎(そらざき) 蒼唯(あおい)、16歳。


でも、私は・・・


「・・・」


無言。それに、怒鳴ったって怖くないよ、先生。


「いつまで寝る気だっ」


うーん・・・気が済むまでかな~・・・なんて心の中で答えてみたりもする。


でも・・・


「・・・」


もちろん、無言。


だって、言葉にするがめんどくさい。


ていうか、先生・・・私が寝たフリしてるのに気付いてない・・・。


鈍感なんだね・・・なんかどんまいだね。


「先生ー、授業してくださーい」


真面目な発言・・・えらいなー・・・なんて思ったりそうでなかったり。


授業してなにが楽しいんだか。


私には理解できないこともないけど・・・しない・・・。



そしてここは、死神養成学校。


それは崩壊の危機が過ぎ去った後に設立された。 

彼らが生きるため、子孫を残すために。                        

学校は初等部・中等部・高等部と年齢別に区別。

それぞれA~Eクラスを設置。

死神の能力でクラスが決まる。

トップクラスはAクラス、そして落ちこぼれのクラスはここ。


まぁ、クラスなんてどーでもいいんだけどね~。


ちなみに死神界だから、みんな死神。


死神、と言っても人間と姿形は変わらない。


私も・・・死神かな。だから、地上で暮らしている人間よりは何もかもが上。


まぁ、死神は人間界では嫌われてるけどねー・・・。


「よーし、んじゃ、いつもの訓練やるぞー、ペア作れー」


訓練を私たち死神は対戦と呼ぶんだ。

力を伸ばすために自分が持つ魂を狩る武器を使って、戦うんだ。

でも、普通に戦ったらいくら落ちこぼれのEクラスでも、学校の半分は潰れるくらいの被害が出る。

それを阻止するために、担任の死神が結界をはり、その中で戦いあう。


まぁ、めんどくさいモノに変わりはないんだけど。


それにしても、いきなりだな~・・・、先生なんか話してたっけ・・・?


・・・聞こえてなかったって、事にしておこう。


「・・・なぁ」


ふぁ~・・・眠たいな・・・


「・・・おい」


今から、対戦やるんだったら・・・寝れるよね~。


基本、私は参加しないから。


「おいっ、聞こえてんだろっ」


聞こえてますとも。


「無視か、コラ」


話すのもめんどうだけど・・・仕方ない・・・。


「・・・なに?」


「お前、起きてただろ」


そう断定した男。


名前は・・・確か・・・ん?・・・誰だっけ?


「・・・あの、誰だっけ?」


「はぁっ?」


「いや、名前知らないから・・・」


「お前なー・・・隣の席のやつの名前くらい覚えろよなー・・・」


「興味ないから。覚えない」


そう言い張る私を、目の前の男は眉間にしわを寄せて睨んできた。


「俺は、中多(なかた) 恭介(きょうすけ)だ」


「そーなんだ」


「・・・どうでもいいみたいだな」


「うん」


本当にどうでもいいし、興味ないからね。


「それより、お前さっき起きてただろ」


起きてましたけど・・・それが何か?心の中で答える。でも・・・


「なんのこと?」


あくまでしらを切る。


「寝たフリなんかしやがって・・・」


「あなたには関係ないよ」


「あるよっ!」


ないでしょ。心の中で否定する。


「あるんだよ・・・お前が俺の対戦ペアなんだよっ」


「あー、そうなんだ」


「いつもいつも、お前がやらねーから、担任のハゲとやらなきゃいけなくなるだろー」


はっ?知らないしそんなの。


「やればいいじゃん、私には関係ない」


「・・・ははーん、俺わかったぞ」


「・・・何が?」


「お前、俺に負けると思って、やりあうのが怖いんだろ」


・・・はっ。馬鹿馬鹿しい・・・。


「怖いなんて思ったことなんかない」


そう・・・、怖いなんて思わない。                                                                            ほんとに怖いと思ってたのは・・・あの人だけ・・・。


「嘘つくなよ、負けんのが怖いんだろこの弱虫」


こいつは私を挑発してる。・・・めんどうだ。


でも、戦えない・・・戦ってはいけない・・・。


「・・・弱虫なんかじゃない」


「んじゃ、証明して見せろ」


「戦うとあなたが傷つくことになってしまう・・・だから無理」


・・・誰ももう2度と傷つけたくなんかないの・・・。


「それっ、どうい・・・」


「お前らーっ」


中多の声を遮って、先生の怒号が聞こえた。


きっと、私達が対戦に出ないからだろう・・・。


・・・よし、逃げよう。


「・・・」 


無言で席から立ち上がり、そして、軽い鞄を持ち上げた。


「どこ行くんだよっ」


隣の席の中多が立ち上がり、腕を掴もうとしてきた。                                                     

寸前で避けて、一瞬で窓際へ移動した。


葵唯が首に着けている赤いチョーカーが揺れて、鈴が奏でる。


「私のことはほっておいて」


身軽に窓の桟へと飛び乗って。


教室を振り返った。


「じゃっ、私はサボります!」


堂々とサボり宣言。


窓から飛び降りて、姿を消す。


教室には鈴の音だけが響き渡っていた。
























なんか微妙なところで終わってしまいました・・・(-"-)


また、近いうちに2話を更新できるように頑張ります!(^^)!


ぜひ、読んでくださいねー♪

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