第八十章:プリニー型キャラクターの爆発する職場
カラン——
相談所のドアが勢いよく開いた……と思ったら、目の前で小さな爆発が起こった。
「うわっ!」
誠が思わず身を引く。煙が晴れると、そこには青いペンギンのような姿をした小さな生き物が立っていた。
「……ここが仕事を探せる場所っスか?」
れながノートを開く。
「……プリニー型キャラクターですね?」
「っス。」
「お名前は?」
「ブラスターっス。」
「ブラスターさんですね。それで、本日はどんなご相談でしょう?」
ブラスターはバツが悪そうに頭をかきながら、爆発した床を見つめた。
「……俺、すぐ爆発するんス。」
誠とれなが顔を見合わせる。
「爆発?」
「ああ……俺はちょっと強い衝撃を受けると、すぐに自爆しちゃう体質なんス。普通の仕事につこうにも、職場で爆発しちゃったら迷惑がかかるっスよね?」
ブラスターは小さくため息をついた。
「俺はこのまま、どこにも雇ってもらえずに、生涯フリーターのまま終わるんスかね?」
れなが頷く。
「つまり、爆発を活かせる仕事を探しているってことですね?」
「ああ。しかし、そんなものがあるんスか?」
誠がニヤリと笑った。
「あるじゃねぇか、ぴったりの仕事が!」
ブラスターが興味を示すように、ぴょこっと跳ねた。
「……何っスか?」
「アクション俳優になれ!」
ブラスターの小さな目が輝く。
「アクション?」
れなが頷く。
「ブラスターさんの派手な爆発リアクションを活かせば、映画やテレビで最強のスタントマンになれるわ!」
誠がさらに補足する。
「最近は、派手な爆発シーンが求められるアクション映画が流行ってるしな。お前がやれば、『生きる特撮爆発』として世界中の監督が欲しがる存在になるぞ!」
ブラスターはしばらく考え込んだ。そして、ゆっくりと笑みを浮かべた。
「……なるほど、それは確かに俺にしかできない仕事っスね。」
そして、元気よく跳び上がりながら頷いた。
「よし、俺はアクション俳優になるっス!」
結果:プリニー型キャラクターの新たな道
数ヶ月後——
ブラスターは、「プリニー・スタントチーム」を設立し、アクション映画や特撮番組で爆発スタントの第一人者となった。
彼の派手な爆発リアクションは「究極のリアルアクション」として話題となり、ハリウッドからもオファーが来るほどの人気となった。
「俺の爆発は、ただの厄介ごとじゃなかったっス。今は、エンターテインメントの一部になってるっス!」
届いた手紙には、そんな言葉が書かれていた。
「さて、次はどんなモンスターが来るかな?」
相談所のドアが、今度は静かに開かれる——。★




