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少「女」詩編

月曜日

作者: Ale Kanno


 寒すぎて 潮の香りすら凍えて

 混濁する荒れた波 巻きついた白い泡

 心の底まで冷たい風にさらされる


 冬の海は私に冷たい  冬の港は私に厳しい

 世の不満すらも すべて私のせいみたいに責め立てる


 ああ 掬われたいな  掬ってほしいな


 

 アナログテレビのザッピング

 どこでつくったの ひっかき傷

 やかんの湯気が合図だったみたい

 あの子とあの子がすったもんだ


 温かい部屋 だけど  だけどね

 鳥の子にされたみたいに 寂しかったりするの

 静かな人ほど泣いているの

 諦めた人ほど泣いているの


 だから 私はポツンと海へ行くのね


 冬の海は私に冷たい 冬の港は私に厳しい

 世の不平すらも すべて私のせいみたいに責め立てる

 あの子が気に入らないあの子のことだってすべて

 私のせいだと責め立てる


 どうしてくれるの?

 なにをしてくれるの?


 ええ そうよ  掬われたいのよ!



 児童館 生ぬるい絨毯 きつい匂いの芳香剤

 あの子はカルタを並べる

 いえ あの子が並べる

 いえいえ  あの子が並べる


 まあまあ まあまあ


 アナログテレビのザッピング

 どこでつくったのひっかき傷

 肌色の蛇 息遣い 詰まる 飽和する


 はいはい どうせ掬われないのね


 靴を蹴っ飛ばした

 思ったより 遠くに飛んだ



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