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「娘よ、いるか?」

おそらく貴族様――たしか牛舎を動かしていた男はナタカリという名で呼んでいた。


「はい!」

きっちりと正座して、頭を下げる。


「顔を上げよ」

「しつれいします」

いわれるがまま、恐る恐る頭を上に持っていく。やっぱり貴族様は苦手。


「麿は屶鳫咲菊矢<なたかりのさくや>――この屋敷の主ということは知っているな」

「はい」

―――農民が貴族様に答えるのは是<はい>しかないのだ。


「なぜお前をこの屋敷につれていったか、話してやろう」

「……はい」


「お前の手に持つ短刀、それはかつてこの国の帝が命を絶ったときにもちいた物だろう」

彼は確証はないのか、曖昧なことをいう。


だけど、なぜそんなものがあの道に落ちていたんだろう。そして、私の手から離れないのはなぜ?

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