プロローグ
「簡易作成!」
スキル発動の言葉と共に俺の目の前に色の付いたガラス瓶の様な物がいくつも転がる。
「よし、こっんなもんかなー。
しかし、サービス最後の日にまでなにしてるんだろうな。
そう、サービス開始から10数年を数え、一時期は同時ログインしたプレイヤーが
数億人まで及んだ、大規模ヴァーチャルmmoのultimate onlineが本日日23:59を持ってサービスを終了する事になったのだ。」
そんなひに俺がなにをしているかと言うと、このゲームのスタート地点である始まりの街に見慣れぬNPCを見つけ話しかけた所、錬金と調薬スキルを持った者をさがしていたと事だった。
話を聞いてみると、村で怪我人が大量に出てポーションやそのた諸々が全く足りないとの事。
本来は最後くらい何もせず雑談に花を咲かせる所だが、何故か見過ごせずに
今に至ると言うわけだ。
「さて、一通り数は揃ったし時間もヤバイな。」
時計を見ると23:50を指していた。
「こりゃ、クエストの途中で時間切れだよな。
まぁ、報酬なんてどうでも良いし急いで渡してやらなきゃなー。
楽しんんだゲームに対しての細やかな恩返しだ♪」
本来はクエストを受けた時点でログに出るはずだが、その類が全く出ていない事にその時の俺は全く気がついていなかった。
「ぉ、いたいた。
おまたせ!
注文の品物は、この簡易バックに入ってるから。」
そう言いながら、俺は彼女に手渡すと、彼女はこう告げるのだった。
「本当にありがとうございます。
いくら話掛けても振り向いてもらえず、途方にくれていらところなんです。
お礼も兼ねてウチの村まできてください」
「いや、もう時間がないからさ」
そう言った所で時計を見ると時計は0:01を示している
「あれ?カウントダウンは?
ログにみんなのチャットもいつの間にがでなくなってるぞ?」
などと混乱してると彼女は微笑みながら俺の手を掴む
そして目の前が真っ白な光に包まれて意識を手放した。
どこまで続くかわかりませんが、
精一杯頑張ります。