久々の登校
そんなこんなで夏休みを満喫した颯たちは
海明学園高校の二学期を迎えることになった。
第35話 久々の登校
久しぶりに家の周りの道が騒がしい。
学生たちのうめき声が聞こえてくる。
だるい。行きたくない。
そう思いつつも学生たちは学校を目指して登校している。
颯は凛香を連れて学校へと向かっていた。
「久しぶりの登校だけど、颯兄さん忘れ物してないよね??」
心配そうに凛香は颯を見つめている。
「おう。大丈夫だよ。それに二学期早々から生徒会の仕事もあるし、忘れ物とかしてられるかよ。」
そういいながら無邪気な笑顔を凛香に見せる。
その素直すぎる笑顔に凛香は胸の奥が張り裂けそうになっていた。
すると無造作に凛香が颯の手を握った。
「おい。どうした?あ、まさか寂しいのか??」
「っ!!」
凛香には図星な質問だったので
つい顔を真っ赤にして俯いていた。
少し落ち着いたころに凛香はふと思いついたように喋り始めた。
「颯兄さんさ、さっき二学期早々から生徒会って
言ってたよね?早々ってまさか始業式の仕事の
ことなんじゃ、、、、。」
その言葉を聞いて颯は頭を抱えた。
「や、やべ。雫にしばかれる、、。」
((颯兄さんに対して雫は何をしているのかしら?))
凛香はそう思いながら颯と一緒に
いつもの道を歩いて行った。
僕の約束×君の約束 一学期編 結




