久々のお泊まり勉強会
あのあと颯と達也は
葵の家に泊まり込みで勉強会をすることにした。
第28話 久々のお泊まり勉強会
「え!?私の家に泊まるの!!??」
葵には知らせていなかったので
声を裏返しながら驚いていた。
「達也と話し合った結果がこれだ。
まあ、葵も勉強する時間がた〜っぷり増えたわけだしいいじゃねーか。」
「ちっともよくない〜!!」
軽いノリで話しを続ける颯に
葵は少々ながら怒っていた。
達也はその光景をみて呆れたのか
近くにあった漫画をとってすぐに読み始めた。
そんなこんなで勉強をしていると
夜の7時を知らせるチャイムが鳴った。
「あ、もうこんな時間か。ごめんね!
すぐに夜ご飯作ってくるから!!」
そういうと葵は猛ダッシュで階段をかけ降りていった。
取り残された2人はやっと休憩だ。と
のんびりくつろいでいた。
「おい達也。お前いつまで漫画読んでるつもりなんだよ。お前葵の家に来てからずっと漫画読んでねーか?」
そう。颯と葵が勉強しているあいだ達也は
漫画を読みあさり、お菓子がきたら食べ、
ジュースを飲み、寝て、また漫画を読んで。
というサークルを永遠と繰り返していた。
「だって颯が全部教えるもんだから、、
暇だなーって。」
「お前が漫画ばっかりずっと読んでるから
俺がずっと教えてたんだよ!!達也が漫画読んでなかったら手伝わせてたわ!!」
颯の怒り具合に気づいた達也は
両手を合わせて、ごめん。と伝えていた。
「ふぁぁ。。。葵が帰ってくるまで
少し寝てようかな。」
そういうと颯は近くにあった布団をかぶって
気持ちよさそうに寝始めた。
達也は喋り相手がいなくなったので
スマホでパズトラをし始めていた。
そうして数十分したころ
葵がダダダダ!!と足音を立てながら
部屋まで上がってきて
バタン!!と大きな音をたてながら
ドアを開けた。
「夜ご飯できたよ!2人とも下までおいで。」
というと達也はスマホを手放して動き始めたが
颯は寝たままだった。
「颯くん寝てるの?おーい?起きて〜」
葵は口調優しく颯を起こしているように見えるが
実際に見てみると
思いっきり頬をつねりながら颯を起こしている。
なかなか起きないので葵がつねりながら
ひねってみると颯は痛さに反応して
即座に起き上がった。
「痛てぇぇ!!葵!!何しやがる!!!」
「颯くんがなかなか起きないから起こしてあげようって思っただけだよ〜。」
颯の頬は赤くなっていてさすがに痛かったので
右手で少しさすっていた。
「ほら、夜ご飯作ったから早く行こっ。」
そういうと3人は階段を降りていった。
降りている最中に達也がだるそうに
「なぁ、柴田の部屋からリビングまで一体何階下がらないとダメなんだ?もうすでに7階近く下がっている気がするんだが。」と言った。
「ん?7階は気の所為だよ。だってまだ5階しか
下がってないもん。」
「十分下がってるだろ!!」
大きい家に慣れすぎたのか葵の庶民感覚は
確実に麻痺している。
しかも尋常でないほどに。
結局8階まで下がるとリビングにようやくたどり着いた。
葵はどうもなさそうにしているが
颯と達也はもうクタクタだった。
「もう、少し階段下がったくらいで疲れないの。
ほら、そこ座って。」
葵が指示したイスの前に置いて合ったのは
カレーと水。
至ってシンプルなメニューなのだが、、、
そのカレーをみて颯がつっこんだ。
「なぁ葵。お前のカレーだけさ、、」
疑問そうに葵は自分のカレーを見つめた。
「いくらなんでも赤すぎじゃね??」
普通だよ。と答えた葵はスプーンを用意して
食べ始めようとしていた。
その光景をみて2人は衝撃のあまり
食欲がなくなっていった。
「柴田。お前超激辛好きなのか??」
「そうだよ!!」
そう笑顔で答える葵に
颯と達也は目を合わせて意気投合していた。
そう。2人は超甘口が好きなのだ。
次回第29話 好きなタイプは?




