前期生徒会始動
生徒会は葵のゆるい感じの締め言葉により
今日もスタートをきった。
第23話 前期生徒会始動
翔と未来は次号の生徒会通信の制作。
雫はでてきた意見のまとめ役と制作の手伝い。
葵と颯は生徒会の先生に近状報告と予定を伝えるということになった。
制作を3人に任せて
葵と颯は職員室に足を運び始めた。
「にしても報告くらい一人で行けよ。
俺も制作手伝えることくらいあるだろ?」
「一人じゃ寂しいでしょ。2人で行こうがそんなに変わらないわよ。」
颯はもうすっかり生徒会に溶け込んだらしく
仕事もこなし、今ではよく周りから
「この仕事もやって!!」との声が掛かっていた。
そんなこんなで歩いているうちに
職員室の前まで来ていた。
葵はドアを軽くノックし担当の先生を呼んだ。
「失礼します、生徒会長の柴田 葵です。
井上先生はこちらにいらっしゃいますか??」
奥から「はーい。」との声が聞こえてきて
数十秒すると井上先生がでてきた。
井上先生は化学専門でいろんなことを知っている。
毎日実験を行うせいか生徒達は井上先生の白衣姿しか
見たことがない。
今日も白衣に赤い何かが飛び散っている。
「先生、一体なんの実験してたんですか?
化学ではなさそう、、意味深に物理の実験ですか?」
颯は赤いものが人間の血に見えたらしく
おそるおそる聞いてみた。
すると
「いやー、この赤いのはトマトでさ。
さっき腹減ったから今度実験に使うトマトを食べてたら汁が溢れてきてこの様だ。」
先生としてどうなんだ。
お腹すいたからトマト食べるって、、
しかも今度実験に使うトマト。そんなに食べたかったのか。
そう。井上先生は大のトマト好きで
さらに生徒からの人気も高く、生徒関係なしに誰でもフレンドリーに絡みやすいのだ。
葵は最近あったことを紙に書いていたらしく
その紙を先生に渡した。
「今回は近状報告です。
再来週の期末テストが終わったらもうすぐ夏休みなので対策という形で一人一人意見を出しました。
その結果出てきたのが紙の一番右下に書かれてある表です。見やすいようにまとめておきました。」
やはり葵はすごい。
ただ近状報告をするだけなのに
これだけまとまった紙を提出して尚且つその紙が
とても見やすい。
さすが生徒会長と言ったところだろうか。
この時颯は心から葵を尊敬した。
ショタ好きな部分は例外として、、。
紙を読み終わった先生は
葵に紙を返す。
「おう。いいんじゃねーか?ただし、、。」
2人ははてなを頭に浮かべながら
井上先生の声に耳を傾ける。
「今度のテストの結果で全体の3分の1以上にならなかったら全員にドーナツ買ってこい。
もちろん俺の分も考慮しろよ。」
先生は本当に先生なの?
女子に向かってテスト悪かったらドーナツ買ってこいとかなんの罰なんだよ。
葵は絶望の顔を颯に物凄いスピードで向けてきた。
「颯くん!今日からテストまで勉強教えて!!
夜私の家に来ていいから!!」
あー、どうせこーなると思ってたよ。
「いつものことだろ。付き合ってやる。」
その日からまた颯と葵は
毎日勉強会をすることになった。
次回第24話 長い勉強会




