第二ボタン(200文字小説)
あっという間の三年間。
後悔したことも多いけど、今日だけは譲れない!
狙いは一つ。
彼の第二ボタン。
学校で一番の人気者…。
校門で待っていると彼がやって来た。
えっ? ウソ!
彼の制服には、もう第二ボタンがない。
そして、卒業式も終わってしまった。
ひとり、屋上のフェンスにもたれて空を見る。
後ろから肩を叩かれ振り向く。
手のひらにボタンを置いた彼。
「第二ボタン。君に貰って欲しくて隠してた」
思わず、私の頬を涙が伝った。
あっという間の三年間。
後悔したことも多いけど、今日だけは譲れない!
狙いは一つ。
彼の第二ボタン。
学校で一番の人気者…。
校門で待っていると彼がやって来た。
えっ? ウソ!
彼の制服には、もう第二ボタンがない。
そして、卒業式も終わってしまった。
ひとり、屋上のフェンスにもたれて空を見る。
後ろから肩を叩かれ振り向く。
手のひらにボタンを置いた彼。
「第二ボタン。君に貰って欲しくて隠してた」
思わず、私の頬を涙が伝った。
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