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鳥と僕  作者: 川申羽卒
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前章 なぜにこうなった

初投稿です。色々と問題があると思いますが、突込みをよろしくお願いします。


僕の名前は、川外 翠という。よくミドリとかスイとか言われるけどアキラと読む。地獄のような受験戦争を乗り越えて今年の春大学生になったばかりだ。ついでに言わせてもらうと理学系だ。チビでもなければ、童顔でもない。例え、大学生なったとしても僕何処から来たの?お母さんは?と言われたり、駅員さんに子供料金で良いのだよと言われたりしているのだとしても違うんだ。なぜそんな事をぐだぐだ言っているのかというと現実逃避をしたいわけで、少し時間が戻る。


 「あー疲れた。大学には慣れてきたけどまだきついな。姉ちゃんご飯できたら呼んで。それまで上で寝ているから。」


そういつもの光景。僕は何時ものように二つ上の姉ちゃんに声をかけ、二階にある自分の部屋の布団に入った。まだ、妹は帰ってきてなかった。友達が見たらオタク臭がすると言われた部屋だけど。


          目覚めよ・・選ばれし者よ・・起きんかい。ボケェ。


 その声とともに僕は殴られた。目を覚ますと、あたりは黒くそこに僕と一人の美少女がテフロンのフライパンを持って座っていた。どうやらそのフライパンで殴られたようだ。年は、10歳くらいかな。ある嗜好の人が見たら悶えそうなぐらい綺麗だった。金髪で、蝋燭のように血の気がない白い肌。死人みたいで、きれいだけど僕には怖い・・・・

 

 「せっかく我が決めようとしたのに目覚めんとは何事じゃ。まあ、よい。おぬしは選ばれたのじゃ。というわけで一つ望みの能力をやるから世界をすくって来るのじゃ。」

 

 「まったく話が見えてこないのですが。まずあなたは誰でここはどこですか?そして目的は何ですか。」


ここまで僕はよく耐えたと思う。いきなりわけわからないことをいう子がでてきてもあわてなかったと思う。例えその声がしわがれたお爺ちゃんっぽく、口調もそんな感じだとしても、外見とこれぽっちもあっていなかったとしても怯えず我慢した方だと思う。

 

 「うむいい質問じゃ。我は神様じゃ。ある世界で、滅ぼされようとしている種族がおるからそれが滅ばんよう支えてほしいのじゃ。あとここは世界の狭間じゃ。これからお主は、あちらの世界に飛ばされるのじゃ。」


ここで冒頭に戻る。ふざけていると思う。せっかく受験を乗り越え、大学も慣れてきたという所なのにそんな余所の国に飛ばされんといけないのか。もう少し早く受験期真っ只中とかだったならば、従ったかもしれないけど、後、関係ないけどしがひに聞える江戸っ子かな。神様に江戸っ子も何もないと思うし、声と姿のちぐはぐさがもういやだ。尊敬する先生の講義を受けるために悪友たちが遊んでいる間も勉強し続け先生にも無理だ言われながら努力して手に入れたもんを神様だか何だかわからないけど白紙にされてたまるかと思っても間違ってないと思う。


 「だから、神様だと言っておるじゃろ。お主も運命だと諦めてさっさと従うのじゃ。男なら腹決めて能力を決めんか。たく、今まで飛ばして来た奴等は素直に従ったというのにお主は・・・」


これ以上ごねても無駄のようだ。本当に嫌だけれども腹を決めようか。さっさと終わらせて戻ればいい話だ。僕はそう決めて、その神様と名乗っている少女に望む能力を話した。


 「そんなもんでいいのじゃな。お主変わっておるな。歴代のものは力やらなんやらわかりやすいものだったのじゃが。まあよい。与えようぞ。おまけでそれに関連する力もやろうかの。なら行くのじゃ。」


そう美少女(中身お爺ちゃんっぽい)が言ったかと思うと僕は暗い闇の中を落ちて行った・・・長いので寝ることにする。僕の特技にどこでもすぐ寝られるというのがある。こうゆうときには便利だなと思う。とりあえずあの美少女が言っていたことは後で考えよう。僕は暗く深い闇の中を落ちて行きながら何処か冷静な頭で考えながら寝た。


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