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俺が彼女にする女は? “パンツ見せて!”と言うと直ぐに見せてくれる女と決めている!

作者: 七瀬







俺が彼女にする女はこうと決めている!

“パンツ見せて!”と言うと直ぐに見せてくれる女。

如何にも阿保ズラで、軽そうな女がいい!

口にはチュッパチャプスを加えて、パンツが既に見えていている

事も気にしていないような女。

男に直ぐに騙されて、泣いてまた男に騙されて泣いてを繰り返す

ような馬鹿な女がいい!

学習能力がない懲りない女。

それが俺にとって最高の女なんだ!

男にも日常生活にもだらしない女なら尚更いい!

そんな女の方が俺には合うんだと思う。




・・・早速、俺の前をそんな女が歩いている。

俺はその女にこう言った。



『ねえねえ? “パンツ見せて!”』

『はぁ!? テメーあたしがそんな女に見えるのか?』

『まあ、見えるよ。』

『じゃあーいいよ! あたしのパンツ見せてやる!』

『嬉しいねぇ~』

『ほら!』

『赤パンじゃん!』

『勝負パンツだよ!』

『今日使うの?』

『アンタに使うのさ。』

『いいねぇ~』

『じゃあー行くか。』

『○○ホテルにGO!』

【イエーイ!】





・・・やっぱり軽い女はいい!

声かけて5分で意気投合! その足で○○ホテルに一直線!

ただ気をつけておかないと? 病気を持ってる奴がいる。

軽いという事は、他の男とも簡単にヤッるだろうし。




まあ、それならそれで付き合った後に病院に連れて行けばいいことだ!

こういう病気は、薬でどうにかなるものだしな!

これからは俺とだけと決めておけば、彼女も他の男とはしないだろう。

早速俺は○○ホテルの帰りにこの女に“俺の彼女にならないかと訊いてみた!”



『えぇ!? 別にいいよ。彼女、最高じゃん!』

『そうだろう~』

『久々だわ~彼氏とか。』

『マジで、いつから彼氏居ないの?』

『・・・うーん? 憶えてない、体の関係はしょっちゅうあるけどね。』

『まあ、そうだろうな。』

『でもさ、あたしでいいの?』

『俺はいいよ。』

『ラッキー!』

『俺もラッキー!』







まさかだけど、この女と初めて出会ってからたった3時間でこの女は

俺の彼女になった。

既に俺と体の関係も持っているし。

名前と年齢以外は何も知らないこの女が今日から俺の彼女になる!

不思議な気分ではあるが、○○ホテルの帰りに一緒に俺はこの女の

家に転がり込む。

6畳半のワンルームマンションに俺も一緒に暮らし始めた。

とんとん拍子に俺はこの女と上手くいく。

不思議と俺はこの女を少しづつ好きになっていった。

この女も俺を、“彼氏と認め”俺の事を好きだと言うようになる。

軽い気持ちで始まった事だが、こんな出会いもアリだと俺は思うんだ。








・・・でもたまに、俺は街で見かけた女にこう聞く事がある。



『パンツ見せて!』

『サイテー!』

『普通はそうだろうな。』

『もう二度と、私に寄って来ないで!』

『・・・あぁ!』







俺の彼女は最高の女だ!

パンツを簡単に見せてくれる女ほどイイ女は居ない!

相変わらずチュッパチャプスを口にくわえているが、歯は虫歯だらけ!

風呂は1週間ぐらい入らなくてもいいが、歯ぐらい磨けよ。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] そうですね 歯は磨きましょう(^^;)
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