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第二十七話 ダンジョン突入

 アタイたちは、ここのダンジョンマスターをギャフンと言わせるため、黒龍様とダンジョンに突入させられた。


「黒龍様、ここはどこですか? 見たこともないモンスターがたくさんいるのですが……」


「残念、一気に奴のいる九十九階層に突撃したのだが、はまばれてここ九十階層に入った。ここはどうも奴が作っているキメラモンスターの試作品の保管場所の様だ」


「でも、どのモンスターもアタイたちに関心がないみたいですよ!」


「保管場所でトラブルを起こされてはいかんから、半分寝ている状態にさせられている様だ」


「ミサ、この剣をやる。大昔勇者が俺にくれたら聖魔剣だ。そいつが言うには神すら殺せる優れ物だそうだ。まあ、誰もが神殺しはやった事はないのでホラだと思う。しかし、堕天使と悪魔程度はやれるとは思う」


「ありがとうございます」


「ダンジョンの中では、俺も力を百パーセント能力を発揮出来ない。奴の親父と約束したから」


「ダンジョンマスターの父親とお友だち何ですか?」


「俺が寝ていたのを起こして、世界樹の世話をする様にと言ったのが奴の親父だ、俺にとっては迷惑でしかない。腹が立ったから何年間か喧嘩をした。結局引き分けになったので俺が世界樹の世話をする事になった……」


 これは黒龍さんが負けたんだ。きっと。


「でも、黒龍様を起こさなくても、先代黒龍様にお願いしても良かったのでは」


「先代は熟睡というか爆睡していてどうしようもなかったそうだ。俺たち龍は喧嘩をしていない時は基本的に寝る事にしている。自宅警備員が古龍の仕事だ」


 いや、自宅警備員は仕事じゃないだろう。まあ、良いけど。


 黒龍様が九十階層を散策している。アタイたちもその後ろにくっついて歩いている。どうも九十一階層への道が封鎖されているみたいだ。


「入口が封鎖されていますけど……」


「マジで根性なしだ。よくこれで父親に逆らったもんだ」


 黒龍様はデカい声で言った。これってダンジョンマスターを挑発しているのだろうか?


 ダンジョンマスターはその挑戦を受けて入口の封鎖を解除してした。アタイたちは九十一階層へと進むことが出来た。そこは龍でいっぱいだった。


 超不機嫌に黒龍様がなったのがすぐにわかったので、アタイたちは沈黙する。


「龍で遊んでいやがる。殺す!」


 ここにいる龍というか? ヘビぽいのとかトカゲぽいのとか? これって龍とヘビ、龍とトカゲを混ぜ合わせたモンスターだ。


 黒龍様から黒い霧の様なものが出ている。その霧の中に入ったモンスターたちは消えた。


「ここにいる龍もどきは全部消す」黒龍様がそう宣言する時アタイたちの周り以外はすべて黒い霧で覆われた。


「黒龍君、ひどい事をするね。改造されたと言っても君と同族だよ」


 ダンジョンマスターが楽しそうに笑っている。本当に嬉しそうだ。


 黒い霧が晴れた。九十一階層には何もなくなった。アタイたちは九十二階層に向かう。



 九十二階層は悪魔の楽園だった。


 アタイたちが入ると下級の悪魔がアタイにちょっかいを掛けて来たので聖魔剣で試し斬りをしてみた。あっさり消滅した。


「この剣は使える」


 中級以上の悪魔だとさすがに一振りでは斬れないけれど、この剣の凄いところは悪魔本体に当たらなくても、悪魔の力が大きく減るとこだ。そして、逆に剣の威力が増す。で動きが鈍った悪魔にトドメを刺すの繰り返しだ。


 ジュンとサオリはアタイの後ろに隠れている。アタイの背後には黒龍様がいて主に上級悪魔を倒していた。強い上級悪魔ほど黒龍様が好きな様だ。嬉しそうに滅されて行く。イカれている。



 九十三階層に入ると、部屋がいっぱいある。でもってなんか香水臭い。


「ミサさん、ここってお化粧室じゃないでしょうか?」


「ダンジョンにお化粧室って? 意味がわからないよ」


「あのう、綺麗好きの堕天使が持っていた雰囲気がここで感じるのですけど……」


 という事は部屋あのアタイを絶対に殺すって宣言していた堕天使が、ここで身を浄めているわけだ。だったら先手必勝。こちらから攻め込んでやる。


 アタイは各部屋の扉を開けた。抵抗なく開く部屋には誰もいない。


 ロックが掛かっている部屋からは、「使用中」って声が聞こえる。アタイは扉をぶち破って聖魔剣で中でお化粧をしている堕天使に斬りつける。何かヤダ。黒龍様はタバコを吹かせているだけで非協力的だ。


「ボケナス、このエリアは禁煙」だと堕天使が飛び出してくるのでまったく非協力的とは言えないかあ。扉を壊す手間が減るから。


「お前、何でここにいるんだよ。人間が……」


 何でだろう必ず殺す宣言をしていた堕天使が青い顔になっている。ワンパターンの攻撃がまた来た。うーーん堕天使って学習能力がないのだろうか?


 アタイは聖魔剣を振るった。「ふぎゃ」と変な声が聞こえた。


「助けてください。お嬢様。私は主様の命令であそこにいただけでございます」


 まさかの命乞いだ。で、アタイは聖魔剣をそのアタイを拝んでいる堕天使に振り下ろした。堕天使はあっさり消えた。


 この階層ってアタイが一方的に殺戮さつりくしているだけでもの凄く気分が悪くなった。でも、全部片付けたけれど……。


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