表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3XXX  作者: 紫電
52/59

ナゴヤ

この日本という国の丁度真ん中に位置する町。

国内3番目の規模を持つ町。

ここはナゴヤ。

チュウブ地方の街だ。


キンキ地方から飛んでこの町に来たわけだが、その町の規模に仲間の誰もが驚いている。

俺はパースという、オーストランドでも有数の都市に住んでいるわけだが、それと遜色ない…いや、こっちの方が栄えてるかも。

この国の技術力と人口が合わさるとこうなるんだな。

前に夢で見たような高さのある建物も、ちらほら見られる。


ナゴヤの街を歩きつつ、今日泊まる宿へと向かう。

しばらく歩いていくと、ひときわ高さのある建物が見えてきた。

ここが今日泊まる宿の様だ。

地上50メートルはあるだろうか。

これなら沢山の人を泊まらせることができる。

相当大きな会社が運営しているらしい。


宿の扉を開け、ロビーへと入る。

それにしても従業員が多い。

何もかもがすごい規模だ。


従業員が多かったのもあり、すぐに部屋へと案内された。

その部屋は15階の部屋で、周りの町並みが見渡せる部屋になっていた。

そこからの景色は圧巻で、町の明かりが星のように輝いて見えた。


今回の宿には、大浴場はついていない。

ただ、その代わり、部屋の風呂がちょっと特殊なのだ。

大きな窓がついていて、夜景を眺めながら風呂でゆっくりすることができる。

たまにはこういうのも悪くない。

夕飯の前に、風呂に入っておくとしよう。


風呂から上がると、仲間たちが待っていた。

…ごめんね長風呂で。

夕食は2階で、バイキング形式で食べることになる。

フロアの移動は、これまたこの国の技術力、エレベーターなるものを使って行われる。

階段を上り下りするよりも格段に楽にフロアの移動を行うことができる。


2階に着き、夕食バイキングをスタートさせる。

俺が盛ってきた食材は、きしめんという平べったいうどんの様なものにみそ汁、おかずは手羽唐という、鳥の手羽先を揚げて、タレをつけたものを取ってきた。

何やらこの地域ではよく食べられるらしい。


一旦、自分たちの席に戻り、他の仲間たちが返ってくるのを待つ。

仲間たちが全員戻ってきたのを確認し、

「「「「「いただきます」」」」」

と、夕食をスタートさせた。


まずは手羽唐、食べてみるか。

…うま。

「おいルセイ、これマジ美味いぞ。」

「マジで?ちょっと取ってくるわ」

と、隣のルセイと話していると。

「なになに?あたしにも教えてよ」

「これ、手羽唐っていうらしいんだけど、めっちゃうまい。マジおすすめ。」

「私もそれ食べましたわ~」

庶民からお嬢様まで、大好評だ。

「なんだなんだ?子供たちだけで盛り上がらないでくれよ~」

と、ウチの親父も参戦した。

やっぱり食事はこうでなきゃ。

このわちゃわちゃ感が楽しいのだ。


バイキングでお腹いっぱいになったら、またエレベーターを使い、15階まで戻る。

完全に日が落ちて、さっきよりも夜景が綺麗に見える。

やれ、さっきの夕食は美味かった、だの、やれ、サンショウウオヤバかったよねだのと談笑し、夜も更けてきたので寝る支度をすることにした。

明日はハママツという町に向かう。

今日はもう寝よう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ