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3XXX  作者: 紫電
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サンショウウオ

陣形を組んで敵と対峙する。

まずは前衛、俺とルセイのコンボで攻撃を畳みかけてみる。

しかし、敵は両生類。

ぬめぬめとした粘膜の皮膚は、刃物を受け付けない。

この時点で俺とルセイは戦力外だ。

親父の両手剣なら質量で押し切ることができるかもしれないが…。

しかし、早く判断しないと危なそうだ。

敵は攻撃の素振りを見せている。

俺とルセイは一時退却。

質量で勝負できそうな親父とスティーノにバトンタッチだ。

ソフィーの弓矢はこいつに効くのだろうか。

「おーい!ソフィー!一発あいつに向けて撃ってみてくれ!」

と、呼びかける。

「了解!」

その返事とともに、ソフィーはクロスボウで狙いを定め、引き金を引いた。

矢はものすごいスピードで飛んでいく…が。

矢は敵の粘膜の皮膚へ当たった瞬間、つるっと滑り、軌道が変わってしまった。

滑った矢は、明後日の方向に飛んで行ってしまった。

こいつにも矢は効かないのか。

ソフィーが不憫になってきたな。

ここまでの戦闘で弓矢が決定打となった戦闘はオーストランドでのサソリ戦からは一つもない。

もう少し活躍させてあげたいところだ。

それはそうとして。

矢が効かないことが分かったので、後はパワー系のお二人に頼むしかない。

まずは親父が剣を振りかぶり、敵の頭めがけて振り下ろす。

流石に敵も危機を感じたのか、尾ひれで頭をガードする。

皮膚の衝撃吸収に加えて、尾ひれのガードによって、致命的なダメージを与えることはできなかったが、流石親父。

敵の尾ひれを切断することに成功していた。

それとほぼ同タイミングで、背後に回っていたスティーノがハンマーを振りかぶる。

虚を突かれた敵は、反射的にスティーノの方向を向こうとする。

そこに、日々の筋トレで鍛え抜かれたスティーノの一撃が来る。

スティーノの一撃は、見事に頭部にヒット。

敵は脳震盪を起こしている様子で、斬られた尾ひれをバタバタと暴れ回らせている。

そこへ、今が好機と親父が剣を振りかぶる。

その大きな剣からは想像もできないスピードの斬撃が、敵の首へと迫る。

今度はしっかり決まり、敵の首は胴と別れることとなった。


「お疲れ様。二人とも。」

と、戦闘を終わらせた二人を労う。

この二人は、強い。

基礎体力が俺らとはまるで違う。

てかぶっちゃけこの二人さえいれば道中問題ない説まである。

「おう。ありがとな。っていうかスティーノさん強くない?」

と、親父。

アンタ人のこと言えんやろ。

「お褒めに預かり光栄ですわ~」

なんかもうこの人に関しては慣れてきちゃったかもな。

言動と行動が見合ってなさすぎる。


それからは、特にトラブルはなく。

背に受ける西の空が赤く染まるころ。

日本三大都市圏の一つ、ナゴヤへと到着した。

今回の旅路も、もう半分以上のところまで進んできている。

ナゴヤの次はハママツ、その次はシズオカ、そして今回の旅の目的地であるヨコハマへと向かっていく。

まずはこの町、ナゴヤで十分に休息をとることにしよう。

この町の宿はどんなものがあるのか、楽しみだ。



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