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3XXX  作者: 紫電
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逃走劇

「おいおいおい!ヤバいって!マジで!」

「ヤバいのは知ってる!とにかく足動かせ足!!」

絶賛親シカから逃走中である。

親シカは、その巨体からは考えられないほどの俊敏さを持っており、自転車を精いっぱい漕いでやっと追いつかれないといったスピードである。

「ヤバい。疲れてきた。」

「止まるな止まるな!!止まったら死ぬ!!」

すると、進行方向に光が差し込んできた。

山を抜けられそうである。

「みんな!あと少しだ!死ぬ気で漕げぇぇぇえ!!!」

と、叫ぶ。

ラストスパートをかけて、全力で漕いでいく。


山を抜けて、平地に出た。

仲間の数は減っていない。

あのバカデカいシカももう追ってきてはいない。

逃げ切った。

あれヤバすぎるだろ。絶対死んだと思ったわ。

そう思っているのは俺だけではないようで。

「生きてる?ねえ俺生きてる?」

と、一時的に自転車から降りたルセイもガタガタ震えている。

ルセイほどではないものの、他のメンバーも肝を冷やしたようだ。


流石に疲れたので、少し休憩をはさむことにした。

日は傾きかけているが、コウベまでの残りの距離を考えると、30分は余裕がありそうだ。

少しとっておいたきびだんごを食べて、再出発とすることにしよう。


小休憩を終了させ、日の光を背に受けて東へと進む。

夕方になってきて、気温も下がってきている。

少し急いだほうがいいだろう。

さっきの山で、もう越えるべき山はもうすべて越えた。

後は平野をひたすら、走っていくのみだ。


それからしばらく走り、日が落ちかけたころ。

今日の目的地、コウベに到着した。


この町に来るのを、俺は楽しみにしていた。

なぜかというと、この地域は美味しい牛肉で有名で、今日泊まる宿でも牛肉のステーキが食べられるということを聞いたからだ。

俺はステーキ大好きだし、旅の中で美味しいもの食べられたらそれに勝る幸せは無いと思う。

早く宿に向かおう。


速足で宿へ向かった俺たちはさほど時間もかかることなく宿へ着いた。

チェックインを済ませ、待ちに待った夕食の時間である。

みんなも、おいしい牛肉が食べられるとあって、心なしかそわそわしている様子。


コース料理のメインディッシュ。いよいよ『神戸牛』とのご対面である。

めちゃくちゃいい匂いがする。

ナイフを入れると…なんだこれ、柔らかすぎる。

多分これかじっても食べられるな。

マナー違反だからやんないけど。

一口、口に入れてみる。

思った以上に美味い。口の中で溶けていくようだ。

これは止まらんぞ…。


思いっきり神戸牛を堪能した俺たちは、一度自室に戻った。

この宿には大浴場がついているので、俺はそこに行くつもりだ。

風呂好きなのでね。

みんななんで大浴場にそんなに興味を示さないんだろう。

あれ気持ちいいのにな。


そんなこんなで、大浴場に行ってきた。

今日はもう寝る支度をしよう。

全力で自転車を漕いだので足がパンパンである。

今日は早く寝れそうだ。


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