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3XXX  作者: 紫電
21/59

戦闘

時刻は7:30。今日はこれからブリスベンのある北東方面へと歩く。

今日の目標はブリスベンへの道中にある町、ワイカリーに到着することだ。

ワイカリーへは、一度森を通ったあと、砂漠を歩く必要がある。

今は夏なので、砂漠を歩くのは熱中症になるリスクもあるが、ありったけ水を持ってきているので問題ないだろう。


「この森、すげえ迷いそうだな。」

と、ルセイがつぶやく。

「一応スマホの指示通りに歩いてるから問題ない…ハズ」

「ハズって何だハズって」

俺もここに来るのは初めてなので道なんか知らない。少なくともスマホの地図はパースでは正しく機能していたので、大丈夫だろう。

…多分。

「昼前にはこの森を抜けるぞ。森を抜けたら少し休憩にして軽食をとろう。」

「賛成」

「ですわ」

スティーノが取ってつけたような返事をしているが、まだ余裕があるようで何より。


日が昇ってきて、森の中が蒸し暑くなってきた。

木陰を歩いているおかげで直射日光には当たらずに済んでいるが湿度が高く、ジメジメした嫌な暑さだ。

そんなことを考えていると、うっそうとした道の先に光が見えてくる。

「ねえ。あれ森の出口じゃない?」

ソフィーがその光を指さして言う。

「そうっぽいな。道間違えてなくてよかった。」

少しほっとしたところで、森の出口に着いたので一時休憩にすることにした。

時刻は11:30を少し過ぎたところ。少しお腹も減ってきたころなのでちょうどいい時間で森を抜けられたことになるだろう。


「「「「いただきます」」」」

持ってきたクソ固いパンをかじる。

相変わらずクソ固いが、外側を食べてしまえば中の方ならそこそこイケる。


時間にあまり余裕がないので、パンを一つずつ食べたら荷物を片付け、再出発の準備をする。

森の中では幸い攻撃的な動物や魔物に出会わなかったが、砂漠には、巨大なサソリ型の魔物が出るというのをうわさで聞いている。注意しなければなるまい。


しばらく砂漠を歩くと、予想通りサソリの魔物に出会った。すでにこちらは気づかれているので、戦うほかあるまい。

「ソフィーは離れて狙撃してくれ。こいつは背中に弱点があるはずだから、俺が気を引いてソフィーの方向に背中を向けさせる。ルセイとスティーノは俺の援護を頼む。」

「「「了解!」」」

初めての戦闘だ。命の危険はあるが、俺が夢見た冒険らしいイベントで楽しみな感情の方が勝っている。


俺はサソリの真正面に立ち、これ見よがしに剣を掲げている。サソリの意識が俺に向くように、剣先を常に動かしてみる。

そうこうしているうちに、ソフィーの準備が整ったようなので、俺はサソリの背中側に回り込むようにして走る。

狙い通り、サソリは俺の方を向くようにして体を反転させ、弱点の背中をソフィーに向けた。

そのタイミングを見計らって、ソフィーがクロスボウを放つ。

見事に一発で仕留め、サソリはその場で崩れ落ち、動かなくなった。


「は~。緊張した。」

「ナイスショットだったぞソフィー。」

初めてのパーティー戦闘は、無事に勝利を収められた。

やっぱり冒険はこうでなくちゃ。すごく楽しい時間だった。

危険ではあるけどやっぱり俺は冒険者に向いているのかもしれない。


それから3時間ほど砂漠を地図の指示通りに歩いて、太陽が完全に沈むのとほぼ同時に、今日の目的地、ワイカリーに到着した。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 初戦闘も無事勝利!おめでとうーっ!٩(*´ ꒳ `*)۶ 順調ですね!
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