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そうだ、ガンデアに行こう

ユキが戻って来て、夕食後、アレンに当てられた部屋に全員集合して秘密会議。ユキの仕事の成果を聞く。


「ガンデアが国境ドーヌ領に兵を集め始めた。どうやら、セレミスキーを手に入れたことを公にしてシーベルエに宣戦布告するらしい」


まぁ、セレミスキーの半分以上は俺が持ってるけど、世間はセレミスキーが7つで一セットってことは知らないしね。


「それにしても、ガンデアの侵攻遅くなーい?」


ニーセの言う通り、何故、北方騎士団長の反乱という好機を逃したのか?


「ドーヌ卿とウォッチ・レッドラートに密約が有ったらしい。それでドーヌ卿が兵を止めていた」


ドーヌ卿はシーベルエとの国境の守りを任される大軍人だが義に厚い人とも言われている。決して、相手の弱味を付くようなことはしないだろう。この部屋にいる息子さんを見れば分かる。


「その密約を理由にドーヌ卿が拘束され、ドーヌ領はテンゴル卿の手に引き継がれた」


「父上が!ドーヌ領が!母上はどうなったのですか?」


「カー君。まずは、落ち着こうか?今さら慌てても遅いよぉー」


案外、ニーセは部下の制御が上手い。

しかし、厄介だ。テンゴル卿、また悪名高い奴を国境に置いたものだ。かつて、魔王召喚をガンデア国王に進めた一族の末裔殿ではないか。こりゃあ、戦争起きちゃうな。


「要はセレミスキーをクレサイダから取り戻せば良いんだよな」


「ネイスト、簡単に言うがおそらくガンデアに居るクレサイダをどう捕らえる?」


俺を挑発する目で見るユキちゃん。そんなの簡単じゃん。


「ガンデアにクレサイダを訪ねれば良いんじゃないの?」


「ライ、どうやってガンデアに入るか?問題はそこだ、そうだろ、ユキ?」


「そうです。すでに国境であるドーヌ領は通れません。北海路も既に押さえられて居るでしょう。で、どうするんだ、ネイスト?」


ユキちゃん、だからその挑発的な目は何かな?

しかし、実際に困った。陸路も海路も駄目かぁ。


「ライ兄、ノースとドーヌ以外に国境って無いの?」


うん、国境は有るよ。ガンデアとシーベルエの国境に横たわる天然国境、進軍不可能なガンデア山脈がね。だからね陸路はノースとドーヌ間にしか拓かれていないだけで、トーテスだって国境線に接している訳ですよ。現に600年前に…!


「なぁ、こんな話知ってる。リンセン・ナールスはガンデアに魔法の勉強の際にガンデアが魔王を召喚したことに気付いたんだ」


俺の突拍子の無い英雄談に全員がぽかーん。構わず続ける。


「そこで、魔剣ペグレシャンを召喚したナールスは魔王に追われながら一端シーベルエへ避難することを考える。勿論、戦時中のために、ノースと今はドーヌ領だが当時のクラスス領の陸路は使えなかった」


「でぇ~、何処を使ったの~?」


全員、俺の話の趣旨を理解したら、ニーセの合いの手が入る。


「今のハシュカレ領からトーテスへとガンデア山脈を通る抜け穴が有るらしい。向こうから来れたなら行けるよな?」


全員、この無謀な道を行くことに賛成を得ることが出来たようだ。


決してリンセン・ナールスの通った伝説の道を通ってみたいとかそんな気持ちは無いですよ。

今日は絶好調!もう一話ぐらい更新したいな。

今日は嬉しい事が二つ。日曜の休日出勤の代休。キャホーイ。


そして、なんとPVがやっと10万アクセスを上回りました!本当にありがとうございます!


ヨッシャァー、祝い酒だァー!

祝いごと無くても飲んでるけど…

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