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番外編 ライシス・ネイストの世界7大秘魔具講座

今回わぁ~っと、可愛い生徒のカー君の質問に応えてぇ~、この天才歴史学者ライシス・ネイスト様がこの世界における7大秘魔具について講義してやろう。


まぁ、7つの秘魔具についての講義だ。良く聴いておけよ~。


7大秘魔具の簡単な概念はこの世界で創れないこと。各々にスゲェ能力を持ってること。世界的に活躍したこと。

ただし注意点として、一つだけその全部の枠に嵌まらない秘魔具がありま~す。何でしょうねぇ~


一つめぇ~。魔剣ペグレション。アレンが持っている奴。召喚者は彼の有名なリンセン・ナールス。出身地異界ヘブヘル。その秘めたる力は俺の頭脳を持ってもわかんねぇ。本当にどういう能力持ってんだろうねぇ~。

能力が分かっている二つめぇ~、魔鎗エイレウイ。召喚者は分からんし、出所も知らん。只、ルビー戦争における大英雄ハービックが使用したことにより、歴史の表舞台に出てきたのよ。只伸び縮み自在の鎗なんだけどね。実際に戦って見るとこの鎗の凄さは分かるね。


シーベルエにあるという最後の7大秘魔具、セレミスキー。名前の通り召喚者はセイン・セレミス。ある意味この世界に一番影響を与えたと言って良い秘魔具かもしれない。何て言っても宗教を創ったからね。


よし、シーベルエからガンデアに移行しよう。


ラートチの杖。召喚者は初代ガンデア国王クルン・ラートチ。召喚元は異世界フィフレ。とにかく凄い魔力を有しているらしい。現所有者のケチなガンデア連邦首長がシーベルエの学者には見せてくれないから実際のところは分かんないだけどね~。そこんところどうなのよ、ニーセさん!…そうだよねぇ~、下っぱに見せてはくれないよねぇ~。


ご免なさい。ニーセ様。貴女は十分凄いですよ。色々と!


さて、気を取り直して次は東方の蛮国カイナの秘魔具へ説明を移らせて…、言葉の綾です。素晴らしい独自の文化を誇るカイナの秘魔具を紹介しよう。だからユキちゃん、お願いだから刀は床に置きましょうか。


素晴らしきカイナ国が誇る7大秘魔具の一つ。カイナ語でヤタノカガミ。正確な発音はユキちゃんに聞いて。シーベルエで直訳すれば、ビッグミラー。召喚者も出身地も不明。但し、未来の姿を見ることが出来る凄い鏡だそうだ。


カイナからのもう一つ、クサナギノツルギ。正確な発音はユキちゃんに。シーベルエ語ではウィードモーウソード。直訳である。草を刈る剣。

この弱そうな名前からなめてかかってはいけない。異世界では、十本もの頭を持っているドラゴンを倒した英雄がそのドラゴンの尾から見付けた由緒ある剣なのだ。

召喚者は俺がカイナで一番好きな人物、女傑キヨイ。

彼女がウィードモウソードを振るいながら、カイナ人魂を叫ぶシーンは感動ものだね。何だかんだ言って、やっぱりカイナ人は格好が良い。ブシドーって奴。だから、カタナは床に置きましょうよ、ねぇ、ユキちゃん。俺の生命の危機を回避するために、最後の一つを紹介しよう。ローキーに大事に保管される秘魔具で、秘魔具の概念を外れる一つの例外な秘魔具だ。


その名はファーストガン。

600年前の魔導大戦の起こる少し前に、科学世界と称される異世界アースより呼び出された品物。召喚者シュウリン・ローキーによって召喚された。

この世界に銃の鋳造技術をもたらした秘魔具。魔具では無いんだけどね。現在では、只の古びた銃。

学会では7大秘魔具から外すべきかと論議されるおかしな秘魔具である。その論点は、現代のこの世界ではファーストガンを越える技術の銃が創れる。

俺の主観的見解。魔導大戦に置いてはこの銃をがこの世界に来なかったことによって、この世界での銃の進歩は無し得ないだろう。こいつは、それまで弓を用いていたこの世界の戦術変えた偉大なる秘魔具である。

ジンのライフル銃もこの秘魔具あっての存在だ。



よ~し!全部説明したよ。


「ライ君~。かなりいい気分ダネェ~」


ニーセさん、一つ言っておこぉ~。俺は決して酔ってないよ~。俺はまだまだ、飲めるます!


「あの…、ライシスさん。そろそろ僕は酔ってきたんで寝ようと思いますが…」


全くしょうがないなぁ~。カー君に付きやってやるか!


一つ言っておこう、俺はまだまだ全然飲めるからね。

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