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神の降りた地 2

「モォ~、ライ君は!こんな美女をこんなにも待たせて、女泣かせだね」


俺の予想では、貴女の泣かせた男の数には敵いわないと思いますよ。貴女達がルンバットに要るのは予想していましたが。


「ライシスさん、女性に対してだらしないんですね」


エルちゃん、まずその目と大誤解を止めようか。俺は女性との付き合いはしっかりする男だ。この悪女は例外過ぎる。


「ニーセさん、シーベルエ騎士団屯所に一緒に行こうか?」


俺の彼女へのデートの誘い。


「えぇー?でも、この町に騎士団屯所は無いよ~?」


不覚でした。自治防衛権のあるこの宗教特区には騎士団は配備されて居ない。つまりは


「シーベルエで罪人でも、ここではセレミス教にケンカを売らなければ罪人ではない。かなりしたたかな女だな」


さすがはジン!即座に彼女を危険人物と判断する観察眼。エルとは違うぜ。


「ウワァ~、カッコいいお兄さん!もしかして、騎士団員ですか?」


ニーセさんが俺を放して、ジンに色気を武器に近寄る。


「一つ言っておく。捕まりたくないなら、この地から出ないことだな」


バッ、馬鹿な!あのニーセ様が怯んだ!これが大人の男、ジンサ・レッドラートの貫禄か!


「フフフ、シーベルエ騎士団の忠臣レッドラートの人は本当に恐いなぁ~」


俺はそんなジンにケンカを売るような鋭い笑みを浮かべる貴女がとても怖いです。


「ヨォ、学者。やっと来たか」


妻子持ちの中年親父にも待ち焦がれるなんて、俺って、モテモテ。


「ライシスさん、ご無事なようで何よりです。アレン君、ユキミさんもお久しぶりです」


くそォ、イケメンが爽やかだ。何て爽やかなんだ、カー君。君に再び会えて嬉しいよ。敵に関わらず君の嬉しそうな顔が凄く嬉しい。


「一応俺はお前の敵だぞ。特に今は」


この笑顔を裏切る訳にはいかない。シーベルエの勅命を受けているの旨を伝える。カー君の本当に嬉しそうな顔が少し心苦しい話だ。


「そんなこと関係ありません!」


俺の正直な告白に、正直に答えてくれるカー君。嬉しいねぇ。


「ライシスさんが居るだけで、ニーセさんの僕に対する精神的な嫌がらせが減るんです!」


君は正直な人間だ。

そして、君には怒りよりも大きな同情を感じる。俺達は人権を認められないニーセ様の玩具です。


「隊長~。カー君が私の後輩への愛情が重すぎるってぇ~。私、泣いちゃいそうですゥ~」


「まぁ、カーヘル。ガンデア軍人ならば上官の過剰な愛情表現も受け取ってやれ」


ニーセさんの嘘泣きを軽く流すとは!さすがニーセ程の個性的過ぎる部下を従える隊長だ。


「ところで学者。セレミスの父ちゃんが愛娘のセレミスキーを譲ってくれねぇんだ。頭貸してくれねぇか?」


騎士団員のジンを前にして常識をぶっ壊す真っ直ぐさだね。

俺の目は自然にジンの顔を伺う。微小な期待が俺の顔に出てしまったことは否定しない。


「俺に出来るのはお前の護衛だ。セレミスキーをガンデアより先に見つけるのがお前の仕事だ」


分かっている。ガンデアにセレミスキーを渡す訳にはいかない。


「俺は先に休まして貰う。こいつらから引き出せるだけ情報を引き出せ」


それだけ言うとカウンターに向かって行くジン。かっけぇ~!


「フュウイ~、やるもんだな、レッドラートは名ばかりじゃねぇな。」


口笛下手だな、おっさん。


「そうですかぁ~。私は嫌いですよぉ。あの人」ニーセさんが初めて見せる不機嫌さ。ジンはニーセに勝てる男だ。カー君と一緒に羨望の眼差しを向ける。


「で、学者。一杯奢るぜ。どうだ」


「私もご一緒しても良いでしょうか」


仕事熱心なユキちゃんとは別に、ジンに与えられた任務を敢行するためにこの申し出は引き受けよう。


言っておくが俺の中には、この三人と酒を楽しみたいという気持ちは少ししかない。


情報戦でこの俺が負けると思うなよ。今回は飲み比べでもおっさんには負けないぜ!

俺もこんな三人と一緒に酒が飲みテェ~。


ごめんなさい。久々の三連休を貰い、作者はテンション高めでご乱心中です。


このテンションでバンバン更新出来たら本望です。明日は二日酔いかな?書けるかなぁ~


クソ喰らえな作者はさておき。

皆さ~~ん!よろしければ感想よろしくお願いしま~す。バンバンと!


作者はドMですから、どんなキツいお言葉も喜びます。因みに放置プレイは嫌いでございます。寂しがり屋です。


作者の成長という名の快感のために皆様の感想、ご意見、質問、ドS発言を是非お聞かせ下さい。


宜しくお願いします。

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