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日々の出来事  作者: 真澄
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花見小屋

 母が母屋の裏の我が家で、ファンヒータにあたりながら庭のアンズを部屋から見ていいます。

「お花見、行かなくてもいいかなぁ。こうやって家で見てれば、あったかいし」

「ねぇ、花見小屋ってだからあるのかねぇ」と、私。

「そうでしょうなぁ」

最近知ったのですが、花見小屋って長野市にしかないようです。長野市も、善光寺の東の神社の一画にだけらしいです。


昔新入社員の歓迎会を、花見小屋でやりたいといったことがあります。職場の先輩から帰って来た言葉は、あんなところでやるのかと言われました。その当時の私は、職場でのお花見や花見小屋に、ある意味憧れがあったのです。 実際に行ってみて、先輩が言った意味が分かりました。

神社の周りの桜の木の下に、プレハブの居酒屋が、期間限定で設置されます。出される料理はおでん・焼き鳥くらいで、確か発泡スチロールのお皿に乗って出てきたような記憶があります。壁際の席で、遠くの窓にわずかに桜が見える程度でした。桜の下で飲んでるっていう、気分だけですねぇ。

夜桜の花見は、どこでも肌寒いものなのでしょう。ですが長野は標高が少し高いからでしょうか、昼間と夜の寒暖差すごくあるのです。昼間汗ばむくらいでも、夜になると防寒着が欲しくなるようなことも珍しくありません。

ある年の花見では、ブルーシートで囲って風よけを作って、夜桜のお花見をしたこともあったそうです。

花見小屋って、そんな気候からできたのでしょうかねぇ。


でも、考えてみたら

松本城周辺にも、上田城址公園にも、松代城址公園にも、

花見小屋ってないんですよねぇ。

臥竜公園は、花見茶屋がありますけどねぇ。


 我が家の桜もほころんできました。いよいよ春本番です。


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