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日々の出来事  作者: 真澄
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小学校最後の参観日

 先日、子供たちの参観日に行ってきました。今年度最後の参加ということで、低学年・中学年・高学年と三日に分かれて行われました。学年最後の学習発表会を最初から最後まで見てやってくださいという学校側の配慮だとは思うのです。我が家は自営業ですからいいのですが、働いているお母さんが、週のうち何回もお休み出来るものなのでしょうか。1回で済ませてもらった方が親としてはありがたいような気もします。

参普段参観日に来ないお父さんも一緒に夫婦そろってとか、ビデオカメラを用意してなんていうご家庭もちらほらとみられました。私は、デジカメですけれど。

 

息子の参観は、教室で各教科の発表が行われました。その後新しくできた特別教室に移動後、みんなでダンスを披露してくれました。最後のダンスは先生が前で踊っての発表になりました。それを隣の教室から覗いていたお母さんの一言。

「あれじゃ先生のオンステージじゃん」ですって。いやいや、最後のダンスは学級閉鎖で仕上がらなかっただけですから。

 家に帰ってきてから、私が撮った動画を娘とPCで見ていまいました。息子の少しで先生が踊る姿が入っていました。

「先生と同じダンスを踊っているとは思えないのですけれど」お姉ちゃんそれ言っちゃダメだから。あーあ怒って息子にPC強制終了させられちゃったよ。20代半ばの体育の先生と、ベビーキャラみたいな弟と一緒にしちゃだめでしょう。それはそれで、ぜんまい仕掛けの人形みたいでかわいいのですが。


 お姉さんの参観日は、学年統一で行われました。各クラスで今年一年取り組んでいたことの発表です。隣のクラスは、2年間を通して大縄跳びに取り組んでいたとか。校外の大会にも参加していたなんて、全く知りませんでした。テレビ番組で紹介されていたような大縄跳びが目の前で行われたのには、驚きました。

 娘のクラスは稲作体験です。

「今更稲作なんていいよ、最後の茶話会にだけ行けばいい」と娘に言うと、来てほしそうにしています。図体だけは大きくなっても、まだまだお子様なお姉さんです。発表では稲作の大切さを実感したとか言ってましたけど、それなら家の稲作を手伝ってほしいものです。

 親を泣かせるような学習発表会の後は、教室に移動して茶話会が行われました。隣に無座ったお母さんが、

「学校でお菓子を食べられるなんて、夢みたいだね」と言っていました。その時には聞き流していたのですが、その子がひどい食物アレルギーだったことを思い出しました。

 保育園の給食の時間、出されたお茶がほうじ茶なのか麦茶なのかで先生方が大騒ぎするほどの小麦アレルギー。小学校ではアレルギーが多すぎて、お弁当を持参していました。その子が普通にスナック菓子を食べられるなんて、夢のような話だったのかもしれません。

 一人ずつ6年間の思い出を発表するときのことです。ある女の子が

「二次元の世界に入り込んだことです」と一言言って顔を覆って座り込んでしまいました。そんな恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。ある意味ピュアです。ずるがしこい娘は、

「いろんなことを学ぶことが出来ました」ですって。赤面した友達は、娘にも同じような告白をして欲しかったらしいのです。娘は、いろんなことにすべてを含んでるからいいんですって。ずるいぞ、娘。

 卒業式当日はいろいろあって写真が撮れそうになさそうなので、茶話会の後担任の先生と写真を撮っていただきました。写真嫌いの娘を、娘の友達も巻きこんでようやくその気にさせました。黒板をバックにしてほしいと伝えると、黒板にタイトルを書きだすお友達。さすが六年生と思う反面、青春漫画の読み過ぎのような気もします。

書かれたタイトルは、『ZA☆卒業』???もしかしてTHEのことでしょうか。気が付いた本人は直そうとしましたけれど、周りが許しませんでした。小学生のいい思い出ということで、そのまま撮影しました。


あと数年間小学校に通う息子。これが小学校最後の参観日になった娘。それぞれ思うところは違ったのでしょうけれど、1年間のまとめとなった参観日でした。


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