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日々の出来事  作者: 真澄
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健康が一番

 どこに遊びに行ったのでもないのに、お財布の中身が寂しくなってきています。

 

事の始まりは、10日ほど前のことです。朝起きるとなんだか左目が痛い。寝ているうちに何か押し付けていたのかと思て、数日様子を見ていました。同時に母に相談すると、

「血圧は? 更年期の高血圧が始まってもおかしくない年でしょ」と言います。高血圧で内科のお医者さんに行くなんて、とんでもないことです。晩酌はできなくなるし、減量も強制されそうだし。

 ネットで検索してみると脳腫瘍から、緑内障の症状が急に進んで失明まで怖いことがたくさん載っていました。失明するのも嫌なので、眼科を受診しました。すると、

「目にばい菌が入ったんでしょうねぇ。麦粒腫のなりかけです」の一言。なんのことはない、腫れていないものもらいのだったようです。


 夕方娘はスキー教室から帰ってくると、こたつに潜り込んでこんこん寝てしまいました。夕飯前に豆まきをしたい息子に落花生を頭からかけられて、ようやく起きては見たものの目がうつろです。はかるまでもなく、発熱しているのがわかります。節分だからとちょっと奮発し用意した夕飯も、ほとんどとをつけませんでした。

 次の日は、中学校の入学前説明会がありました。小児科の予約だけ入れて、娘のことは亭主殿に任せて私は中学校に向かいました。提出書類だけ出したら帰宅することを考えていたのですが、

「初めてのお子さんなら、娘さんの分もお母さんが聞いていってください」だそうです。

 中学から帰宅すると、娘がぴんぴんしています。抗ウイルス剤と解熱剤が効いて、元気になったようです。

 その日の夕方から、私は咳が出始めました。次の日の夕方には、頭と体のいたるところが痛くなってきました。少しでも立っているのが辛いのですが、亭主殿におさんどんをまかせることも出来ずに、頑張りました。

 月曜日医療機関を受診すると、インフルエンザの診断を受けました。体調の悪い娘に抱き着かれれば、むげにも出来ませんしねぇ。処方されたのは、1回の吸引でよい抗ウイルス剤でした。家に帰って吸引すると、苦い。苦い薬に下手に甘みを添加したいるので、余計に変な味になっているような気がします。顔をしかめている私を見て、娘が笑っています。

「私はそのあと、速攻で飴をなめたけど」だそうです。お母さんは大人だから、そんなことはしません。

 おかしい、娘は抗ウイルス薬を服用してから数時間で復活したのに。これが年の差なのでしょうか。まさに、薄紙を紙を剥ぐようにしか回復しません。毎晩楽しみにしていた缶酎ハイにも、手が伸びません。このまま断酒できれば、家計的にはいいのかもしれませんけれどねぇ。

 水曜日、とうとう息子も発熱しました。最近お世話になっている小児科がお休みで、久方ぶりにお世話になる別の内科小児科の診療所です。

「前は、季節は外れにインフルになって、そのあと骨折したんだっけ?」開口一番に言われました。そんな何年も前のことをとも思ったのですが、もしかしてカルテにかいたあったのしょうか。土曜日に姉が、月曜日に母が発熱したことを話と、

「もう、インフルでまちがいないでしょ。健康な人がタミフル飲んでも大丈夫だから」と検査もなく、タミフルの処方が確定していいました。


 子供たちにかかった医療費は、数か月後そのほとんどが扶養者の口座に行政から振り込まれます。大人には、そのような補助制度はありません。健康保険を使っても、半月分の酒代がインフルエンザの治療費に消えてしまいました。無事これ名馬と言いますが、健康が一番と実感した2月となりました。


 トランプさん、前大統領が作った健康保険制度をやめちゃったんですよねぇ。アメリカは大変だ。

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