人間だって動物だもの
若いころ配送業務をしていた時、今ぐらいの時期が嫌でした。1日中なんとなく太陽に元気がないように感じて、午後2時くらいになると日が傾きかけたように感じて、残りの配送をしたくなくなり、一気に気が滅入ってきました。
太陽に元気がないんだから仕方がないよね、と諦めていた時に「冬季鬱病」という言葉を知りました。
冬季鬱病の主な症状としては、冬になると倦怠感と眠気に襲われ、食欲が増し炭水化物がほしくなり、体重が増加するらしいです。症状だけですと、冬眠する前兆のようにも思えなくもありません。主に冬に日が短くなる地域に多いそうです。
医療機関では、強い光を照射して治療するそうです。自分でできる方法としては、朝日を浴びるようにすることだそうです。
昔読んだ本ですが、『雨の日ネコはとことん眠い』(PHP文庫)を思い出しました。ネコ科の動物は、狩りをして暮らしていました。狩りができない日は、狩りも出来ないので眠って体力を温存するようにできているといった内容だったと思います。人間だって雨の日や曇りの日は、朝起きるのがつらくなります。
小学校に努めている親戚は、子供たちが騒ぐ次の日は天気が悪くなるといっていました。ネットで調べてみると、低気圧が近づくと自律神経に作用するそうです。体が大きな大人では、あまり感じないようですが、まだ体の小さな子供ほどその影響を受けるようです。大人でも古傷が痛むとか、偏頭痛が起きるとかいう方がいらっしゃいます。
旅にグルメがつきものなのは、サルがえさを求めて移動していた時の名残だとか。女性が買い物が好きなのは、森で食べ物を集めていた時に名残だとか。そういった話をどこかで耳にしたことがあります。
そう考えてみると、科学万能の時代だ何だといっても、人間も地球から生まれた人間ののだなぁと思うのであります。




