百貨店
お歳暮を用意しに、駅前の百貨店に行ってきました。ちょっとしたお使い物なら、近くでなんでもそろうようなところに住んでします。ですが仲人さんへのお歳暮となると、百貨店に出向いて少し珍しいものをと思って、家族そろって出かけました。我が家の子供たちは無理にでも連れださないと、全く外の空気を吸わないで1日が終わってしまうようなことになってしまいますので、少しでもタブレットとYouTubeから離すために連れ出しましや。
仲人さんは同じ自治会で、ここ数代我が家の仲人さんを務めていただいているお宅です。地域の古い風習はよくわかりませんが、なんだか難しいことがあるそうです。仲人さんのお孫さんは、我が家の子供たちと育成会が一緒です。仲人さんのお宅にどけても、最終的にはお孫さんの口に入るのだろうなぁと思うと、子供たちが好きそうなものが、お孫さんの好みになるのかと。子供たちの意見も参考にしようと考えて、連れて行きました。年末に親戚が集まるときのお茶菓子でもと思って、みていました。ところが娘が、あの子にこんな美味しそうなお菓子を届けるのは癪だと言い出しましや。なんて心の狭い子に育てしまったのでしょうか。育て方を間違えたようです。でも、先様は歯医者さんですしねぇ。やっぱりお菓子はだめかもしれません。
で、加賀のお吸い物最中のセットを用意しました。最中の皮の中に、お吸い物の具が入っているものでで、見た目は普通の最中のようです。亭主殿も子供たちも、和菓子だと思っていたようでしたので、店員さんに確認して、ようやく納得した次第です。
今回、百貨店に出向いた理由はもう一つありました。駅前にあった大型の書店が百貨店に入ったというので、どんな雰囲気になったのか見てみたかったのです。私の学生のころは、近隣の市町村から書籍を購入するために人が集まった書店でした。一般的な書籍から、意外な専門書までおいてある書店でした。
ところが百貨店内の書店に行って、がっかりです。大型書店だったころの品ぞろえはどこへやらです。児童書だけを移した、百貨店のブースの一つになってしまっていました。あのお店に行けば、何でもそろうというワクワク感は全くありません。
この書店は年月とともに店舗を変え、売り場面積を減らしてきまいた。ネット販売が主流になり、大型書店として成り立たなくなっていたのでしょうか。書店をぶらぶらして、本の背を眺めるのが好きな者としては、寂しい限りです。




