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日々の出来事  作者: 真澄
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クリスマスと冬至

ネットで調べたことを羅列しみました。

 住宅街で、教会のクリスマスイベントのチラシをポスティングしている方を見かけました。通りすがりの私にも、勧めていただきました。チラシの内容は、プロテスタント系の教会のクリスマスイベントのお知らせです。仏教徒の私が行ってもいいのでしょうか。

 敬虔なキリスト教信者の方に、キリストの誕生とクリスマスは関係ないんですよと言ったら、どういった顔をされるのでしょうか。

 子供の私にとっては、クリスマスはケーキを食べてサンタさんにプレゼントをもらえる日でした。少し大きくなってからは、キリストの誕生日と教えられました。家はキリスト教徒じゃないから関係ないとか。親元を離れてからは、恋人たちの日のような感覚がありました。欧米では、日本のお正月のような感覚で家族で過ごすことが多いと知ったのは、かなり後になってからのことです。

 

 10年ほど前のことです。クリスマスに冬至に新年にと行事が続く事が気になって、調べたことがあります。現在世界の多くの国々で使われている暦は、太陽暦のはずです。ならばなんで、冬至なり春分なりといった区切りのいい時期に新年になっていないのか。その時の記憶では、1年の内で一番日の時間が短い日から1週間ほどたったころに、日の時間が長くなったと感じられて新年になたっとか。10年前の記憶ですから信憑性はないです。その時に、クリスマスは土着の冬至祭りに乗っかったものだと知りました。

 ここ数日その時の記憶が正しいのか調べなおしてみました。すると、ローマの冬至祭りにキリスト教がのっかたようです。キリストの誕生日にも諸説いろいろあります。聖書にキリストがいつ生まれたとは書かれたおらず、紀元前7年から紀元前2年の間にお生まれになったようです。

 販売目標に達しないと自分で買い取りなんて、ブラックなうわさも耳にすることもあるクリスマスケーキについても、調べてみました。クリスマスケーキは、19世紀のフランスで始まったようです。有名な「ブッシュ・ド・ノエル」は、クリスマスの薪だそうです。キリスト教が伝わる前、大きな木を切り倒して薪にして冬至をお祝いしたことに因んでだそうです。日本では、大正時代にアメリカにケーキの修行にわたった不二家の創業者が、帰国後イチゴのショートケーキを作られたとか。大正11年にクリスマスケーキを売り出したのが始まりのようです。

 冬至かぼちゃの由来を調べている中で、『一陽来復』という言葉に行き当たりました。冬が終わって春を迎えることといった意味であったり、新年のことだそうです。まさに迎春です。太陽の光が一番弱くなる日日に、運気を上げげるために「ん」のつくものを食べるようになったとか。かぼちゃも漢字であらわすと、「南瓜」(なんきん)で「ん」が付きます。それだけでなく、夏に収穫した野菜の中で冬至の時期まで保存できるのは、かぼちゃくらいですかこじつけのような気もします。


 結局クリスマスの起源をたどると、冬至祭りに行きつくという事になるのでしょうし、冬至で1年を区切るという考え方もあったという事になります。今年のクリスマスは、こんなうんちくを子供たちに話しながら、パンプキンケーキで過ごしてみますか。

 

 

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