障子の張替え
外の仕事が地面が乾いていなくて出来ないので、年越しの準備の第一弾で障子の張替えに手を付けました。我が家は20年以上前に父が建てた家です。どうも父の頭の中には、純日本家屋しかなかったようです。障子のない住宅にしてくれれば楽だったのに。本来なら毎年張り替えるのでしょうけれど、私は各年ごとにしか張り替えません。
先ず、障子を外すのが一苦労。建付けが悪くなっているのか、外れないのです。以前、たまたま何かの用事で家に来ていた工務店の方に、障子の桟を削ってもらったことがあります。それから数年たっていますから、またどこか歪んでしまったいるのでしょう。
次に待っているのは、紙を剥ぐことです。風呂の残り湯で障子の桟を濡らしてしばらく置き、紙を剥ぎます。そのあとに雑巾で残った紙とか糊とかをふき取ります。この工程が手間で雑巾の下の指は、爪を立てて拭きます。こうでもしないと、糊で固まった障子紙が取れないのです。古いものはきれいに取り除いておかないと、きれいに張れません。ついでにほこりもふき取ります。
桟が乾いたら、紙を貼ります。今では、障子の桟に糊付けしやすいような突起がついた、チューブ入りの糊がありますので、それで糊付けします。両面テープもありますけど、使ったことはありません。昔は大変でした。母は小鍋で糊を作っていた記憶がおります。その糊をお皿に広げて、平たい刷毛で桟に糊を付けていました。母は何で糊を作っていたのでしょかねぇ。
母屋の障子の桟はところどころ、ネズミの歯形がついています。昔はお粥で障子紙を貼っていたのでしょうか。ではなく、お米を煮て糊にしていたので、ネズミがその糊をかじったのでしょう。昔話の舌切り雀のお話があります。娘に、雀が糊を食べる理由を説明するのに一苦労したことがあります。なんで洗濯の時に糊が必要なのかとか、なんで雀が糊を食べちゃうとか。生活習慣が変わってくると、いろいろ説明が多くなります。
張るときには、桟の幅に合わせて折って一段ごとの長さに切って張ります。母が子供のころ私に
「おじいちゃんはねぇ、剃刀をもってスーッと桟に紙を当てて、剃刀でスッと切ったんだよぉ」だそうです。巻いてある障子紙を、いきなり桟に当てて張っていたなんて信じられない話です。
時代劇でそんな場面がありそうな気がしてきました。巻いてある障子紙を桟に当てて、小刀で障子紙をスーッと切るってありそうじゃないですか。あっでも、家長がやったら貧乏なお武家様になりそうです。そもそも、障子を毎年張り替えられるってお金持ちだけだったのかも。江戸時代の障子紙って巻いてあったのでしょうか。時代劇の一場面を書くにも、いろいろと調べ中ればならないことに気が付きました。
最後に枠に入れるのも、苦労します。外れたのだから同じことをすれば入りそうなのですが、何故か入りません。無理に入れれば、張ったばかりの紙が破けてしまいそうでめんどくさいです。
きれいな部屋でお正月を迎えようとすると、いろいろと大変です。




