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日々の出来事  作者: 真澄
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痩せたホッキョクグマ

 正確な題名は忘れてしまいましたが、某番組の動物カウントダウンを家族で見ていました。柴犬が出てきたり、血糖値判断犬が出てきたりと、和やかに家族での時間を過ごしていました。

「第一位は何だろうねぇ」とと言いながら、1位を待ちました。、CMが終わって出てきたのは、今にも溶けそうな氷の上に立つがりがりに痩せたホッキョクグマでした。

 地球温暖化を考えさせるのにはもってこいの写真なのですが、なぜか私としてはしっくりしません。地球温暖化がこれほど深刻になる前でも、エサを捕るのが下手な個体はガリガリに痩せていたはずです。自然界のことですから、生まれたすべての個体が立派な大人になるということも考えられないことです。

 こんなことを考える親の娘ですからねぇ。写真の解説をしていた方に向かって、

「この人、自分は上から目線でじゃぁどうしましょうってこと言わないんだねぇ。」と言い出しました。

 地球温暖化は大きな問題ですから、動物学者がホッキョクグマが絶滅してしまいますって叫んだだけでは、何ともならない問題なのです。そのことを娘は理解できなないようです。

 「家だけが、節電したところで何ともならないからねぇ。」

これは親としては、失格の答えだということはわかっています。ですが、一人が頑張って減らせる温暖化ガスの量は、たかが知れています。娘に、ホッキョクグマが絶滅しないよう行動をすることを教えた方がよかったのでしょうか。


「人間がいなくなったら、地球はよくなるんでしょ?」と、娘と息子が言い出しました。自分たちがいることを肯定できない世界って、悲しいです。



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