季節の買い物
数日前、朝娘が私に
「何かあったかい着る物なあぃ」と言ってきました。
「あったかい着る物ってなにさ? 」と聞きながら、薄手のトレーナーをいくつか出して見せると
「そうじゃなくて、体操着の下に着れるようなの」と、焦れています。
「この薄手のトレーナだっていいじゃない」と言ってみても、娘は納得がいかない様子です。そこで私も一言。
「大体ねぇ、着る物がないってねぇ。着る物買いに行こうって言ったって、面倒くさいって出かないからこうなるしょうに!」
ということがありました。
今月末には、息子がスケート教室があります。息子の靴下を見ると、夏物の短いものしかありません。スケート靴の下にはくためには、ハイソックスとまでいかなくても長め靴下が必要になります。冬用の息子の靴下も用意しなくてはなりません。
というわけで、季節の買い物に出かけてました。行った先は、全国チェーンのファッションセンターです。
息子の靴下を探していると、娘がニタニタにやけながら私に向かって歩いてきます。その娘に向かて、
「却下」と即座に言い放ちました。大体の予想はつきます。最近、ゲームの二次元キャラにご執心の娘。その大好きなキャラクターの靴下を買ってほしいというのでしょう。
「好きな男の子を踏みつもり? 」そう言った途端に、
「じゃあ、いいや」とあきらめてくれました。
息子の靴下選びは簡単です。学校のお便りにあったような、あまり厚くなく踝の上まである靴下を2種類選んで、息子に選ばせれば終わりです。
お姉さんの目的の体操着の下に着れる長袖Tシャツが、お店の中をぐるぐる回っても見つかりません。季節的にもう置いていないのだろと、あきらめて息子の靴下だけ会計を済ませて帰ろうとした時です。入り口すぐのところに、長袖Tシャツのコーナーをみつけました。厚手に物の端に少しだけですが、薄手も物もあります。娘の着れそうなものがあるか見繕いだす私に向かって、
「もうお会計すんだのに? 」と娘。
「もう一回会計すれば済む話だし」というと、娘も選び出しました。娘が選んだのは、全く予想外のデザインの物です。親子でも、好みが全く違うところが悩みどころです。
無事に目的も物を購入して、帰宅したのでした。




