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日々の出来事  作者: 真澄
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鍋料理の不思議

 我が家の子供たちは、食べることに興味がないのか、私がおいしい料理を作れないのか、食が進みません。小さい頃から色々試してみたのですがあまり効果がありませんでした。最近では、ご飯とお汁だけ食べればそれで終わり、なんていう食事になりつつあります。

 ある時亭主殿が、土鍋でおでんが食べたいとか言い出しました。平日の夕飯は、家族そろって食べることがほとんどないので、おでんを作っても大皿に盛って出すことがほとんどでした。では、亭主殿が家にいる日に土鍋でおでんを作って出してみました。

 すると普段箸の進まない子供たちが、喜んであれやこれやと食べています。今までは、2・3人用のおでんセットを用意しても余ってしまうところが、何も残っていません。どうやら鍋にすると、箸が進むようです。

 今度はすき焼き鍋で、治部煮を作ってみました。サトイモと鶏肉、エリンギに長ネギとあと何を入れたか。お皿に盛ったら普通の煮物です。ですがすき焼き鍋で、治部煮鍋だと言い切って食卓に乗せました。サトイモの好きな娘が喜んで食べたのはもちろんのこと、息子の手も伸びました。普通の煮物として出した時には残ってしまうはずの量が、完食されていました。

 こんなに食べるのなら、いつもお椀で食べている石狩汁もどきも土鍋で出してみようかと思ってしまいます。

 

 家畜でも個別にえさを与えるよりも、多数に一気にえさを与えたほうが、食が進みようです。この場合は、競争心とかエサを確保しようと必死になって食べるようです。


 我が家の場合は自分で食べたいものを、好きなだけ取るようにすると、普段よりも食が進みます。盛り付けられると、強制されているようで嫌なのでしょうか。これから寒い時期になります。土日は、すべて鍋料理にすると、用意するほうがとても楽ができ、お野菜もたくさんいただけるので一石二鳥なのです。

 が、ただどうしたわけか、亭主殿だけは鍋料理を嫌がるのです。自分で盛るのが面倒なのですかねぇ。


 

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