技術の進歩
パソコンを買ってきました。亭主殿には、CDの読み込みが出来なくなって年賀状が作れなくなったから新しいの買おうよぉ、という事にしてあります。実際にお店に行って聞いてみると、CDの読み込み部分を直すとかなりの費用と日数がかかることが見込まれるとか。それならいっそのこと、買ったほうがいいでしょぉ、という事にしておきました。
本当の私の狙いは、自分用のPCが欲しかったのです。いえ、今だって自分用のPCなんです。それなのに私が使いだすと、
「いつまで使うの? 」と子供の攻撃が始まります。ようやくまとまりかけた妄想が、すべて吹っ飛んでしまいます。PCはユーチューブ再生するだけではなのです。という事で、もう一台買い増しです。
機種を決めて出かけたのに、設定の予約をとって帰ってくるまでに2時間かかりました。こちらが必要のない説明までして頂いて、お疲れ様です。
その中で気になることを聞きました。我が家は、ADSL回線です。戸建なので光回線にすると、通信費がかなりお高くなります。通信速度が遅いとかいわれていますけど、今のままで不便を感じていないので光に移行する気は全くありません。なのに、ゆくゆくは、ADSL回線は廃止になるようです。すでに東北の方では、基地局の撤退が始まっているとか。在所ではまだ存続しているようですが、ゆくゆくは撤退の方向にあるそうです。
「撤退が発表になると皆さん、一斉に変更されて工事が込みますよ」ですって。ご親切に有難うございます。でもその時が来てから考えることにしました。
全国的にシステムを変更して大騒ぎになったのは、テレビのデジタル放送かでしょうか。短い期間でテレビの変え替えが強制されました。救済措置として、ケーブルによる配信も行られていたようですが、それも終了しました。デジタル放送になって、誰が得をしたのでしょうか。今までの放送で不足はないと思っていた人たちにまで、テレビの買い替えを強制するシステム変更は、必要だったんのでしょうか。
ドコモのガラケー製造中止も、一部のガラケーファンには衝撃でした。私自身は、お値段でガラケーにしていただけでした。最近はスマホの方が通信費がお安くなってきていたので、これがいい機会になるかもしれません。ドコモは一部の機種は残すとのことです。
利便性を追求するのことは、悪いことではないのかもしれません。それがなければ、技術の進歩もなかったことでしょう。ですが、すべての人がそれは望んでいるのでしょうか。現状維持で十分満足している人たちに、必要のない機能やシステムを押し付けていると感じることが多々あります。利便性を追求するあまりに、逆の方向に進んでしまっていないでしょうか。
付加価値をつけ続け得をするのは、誰なのでしょうか。




