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日々の出来事  作者: 真澄
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映画、観てきました

 「文化の日なんだから、文化的なことをしようよ」と私。これに娘は、

「私、二次元キャラみて和んでるから」ですって。いいのかそれで娘。これに対して息子は、

「『君の名は。』を観に行きたい」と言い出しました。映画は連れて行ってあげるから、観たいならレンタル化されたら借りてあげるから、今日は違う映画にしようと息子は説得しました。

 『君の名は。』については、ババに面白い話を聞きました。ババもどこに載っていた話か覚えがないそうで、ジジから聞いた話です。あるお年寄りが、昔の『君の名は』が映画になったと思って映画館を訪れたそうです。いつまでたっても、宣伝が続くなぁと思っていたら、映画が終わっていたとか。まさかと思うようなホントの話、らしいです。

 その話は別としても、しんちゃんが大好きな息子が『君の名は。』を見て楽しいのか、不安があります。新聞の映画欄を見ると『真田十勇士』が公開されています。これなら、チャンバラだし息子も楽しいと思うのです。

「シンケンジャーの殿様が、忍者になっているのよ」と言っても反応がない。考えてみれば、息子にはシンケンジャーの記憶がないようです。お母さんは、かっこいい桃李君が観たいんだよ。

 説得はしてみたものの、一つ問題があります。上映している映画館は、「営業している映画館の中で一番古い建物」という、有難いのやら有難くないのやらの映画館なのです。息子が知っている、小洒落ているシネコンとは雰囲気が違います。息子が楽しみにしているポップコーンが売っているのか不安になってきました。映画館に行って、ポップコーンが売っていないといって暴れないことを約束してから出かけました。


 在所は、公共交通機関がほとんどありません。休日に旧市街地に出かけるとなると、駐車場を考えなければいけません。調べてみると、最寄りの駐車場券を持っていくと、400円ほど割り引いてもらえるようです。どこでもいいようなので、映画館に近い大型スーパー指定の駐車場に車を入れました。立体駐車場を出て商店街をしばらく歩くと、こじんまりとした映画館につきます。映画が上演されるまで時間が少しあったので、大型スーパーで息子のジャンパーを購入しました。会計時に駐車券を出すと、2時間無料になる券がもらえました。映画館の割引と合わせると、駐車代はチャラになります。ついでに、季節外れの薄手のジャンパーは、4割引きになっていました。合わせて得した気分です。


 『真田十勇士』は細かい歴史を気にしなければ、楽しめる映画でした。

真田幸村の父真田昌幸は、「信玄の両眼」と言われた人物だそうです。諜報活動や調略を担当していた言われています。昌幸自身が忍者のような人でしたから、忍者集団を使っていたとしても不思議はありません。その息子ですから、豊臣秀吉に仕えている頃から忍者集団を身近に置いていても不思議はないと思います。ですが、九度山にいるときに真田十勇士をそろえたという事はないと思います。そして九度山を出る時には、お世話になった村の人たちを酒席に招いて酔わせた隙に抜け出したことになっています。それを、

「幸村様、ご出陣」とか言って、九度山を出るってことはなかったと思うのですがねぇ。

 2時間を超す上映時間で、息子が飽きて暴れだすのではないかと心配もしていましたが、きれいな殺陣や迫力のある合戦シーンに時間が経つのも忘れていました。息子が深く椅子に座ったのは、艶っぽいシーンの時だけです。ほとんどの時間を前のめりになってみていました。

 カッコいい桃李君を観に行ったのですが、なんだかゲームのキャラクターに見えてきたのでちょっと残念でした。

妖怪ウォッチに前髪で半分顔を隠したキャラいましたよねぇ。

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