ニンジンが消えた日
我が家の食卓から、ニンジンが消えました。ニンジンの入っていないお惣菜って、なんだか寂しいです。
ニンジンが消えた理由は簡単で、例年の2倍のお値段で購入を躊躇したのが原因です。ちなみに、作れる野菜は自分で作る母も、ニンジンは難しいからと言って作っていません。
ワイドショーを見ていたら、
「玉ねぎとほうれん草が高くて頭にくる」とおっしゃていたご婦人がいらっしゃいましたけど、考えてみてください。ワイドショーネタで情けないのですが、この時期の大根・ニンジン・玉ねぎはほとんど北海道に依存していたとのこと。その一番の産地で、出荷目前の農産物が台風で水に浸かってしまったのです。そりゃ、高騰もします。
ちなみに、近くのスーパーで並んでいるほうれん草の産地を確認しまいたら、岩手産でした。ほうれん草の高騰も納得です。
野菜の旬がなくなってきているといわれていますが、そんなことありません。日常的に野菜の小売値を見ていれば、一番お安い時が野菜の旬です。昔、パート先で
「季節外れの野菜は、高いは美味しくないは、絶対に買わない」といったところ、
「あなたが旬の美味しい野菜の味を知っているから」と言われたことがあります。
都会の人は、知らないのしょうか。
一年中出回って入り野菜の場合は?、と昔考えたことがあります。その野菜は、産地が移り変わっているそうです。春先には、長崎産のレタスが店頭に並びますが、今の時期だとまだ高原野菜として店頭にあるでしょうか。今は、北海道が新じゃがの季節ですが、長崎の新じゃがの季節はもっと早いはずです。大根の産地も季節ごとに違っているはずです。
ニンジンも別の産地の物が店頭に並ぶようになれば、お値段が下がってくるはず。それまでは、ニンジンなしのお惣菜が食卓に上がるのでありました。