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日々の出来事  作者: 真澄
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メダカ

 今年の初夏、メダカを飼いだしました。玄関先にスレイン鉢を置いて、スイレンを育ててその合間にメダカを泳がせるのを夢見て、ネットでいろいろ調べていきました。すると、いつの間にやらケチケチ精神が勝ってしまい、夢描いていたのとはかなり違う形になっていました。

 我が家の周りには、樫の木があります。その下は何年も草だけ刈っているだけの場所があります。そこから少しだけ土を取ってきて、108円で買てきたポリバケツに入れました。農薬の心配のない土の微生物の力を借りて、水をきれいにする効果を期待した結果です。そこに水を入れて3日ほど放置し、泥が沈殿するのとカルキが抜けるのを待ちます。そこに水草とメダカを入れて玄関に置いておけば、ボウフラ駆除になって蚊が少なくなる予定でした。

 

 こうして、黒メダカを飼い始めました。ところが、水合わせで失敗したのか次々にメダカたちが死んでしまいます。ペットショップで相談すると、

「黒メダカねぇ」と店員さんがボソッと言いました。

 原種に近いから、強いと思っていたのですが、実際ててみるとうまくいきません。次にヒメダカを数匹買ってきました。これが、縄張り意識の強いオスが仲間を追い回し、ノイローゼでまた一匹死んでしまいました。

 買い足しても、買い足してもメダカたちは死んでしまいます。寂しさから、卵を取って増やすことを思いつきました。メダカは、3か月で成魚になるそうです。寒くなる前に成魚にして冬越しをさせようと思うと、タイムリミットぎりぎりの時期になっていました。

 メダカは、仲間の卵や稚魚を食べてしまうそうです。水草に産み付けられてしまう前に、仲間に食べられてしまう前の朝のうちに卵を取ります。その卵を水道水で洗って、親とは別の酢蛸の入っていたバケツに入れて10日ほど待つと、稚魚が生まれました。何匹かが孵化すればと思っていたのですが、孵化途中で死んでしまった1匹を除いてすべて元気に泳ぎだしました。

 思いのほかの大家族になったことで、急遽水槽を用意しました。


 さて、予想外に数の増えてしまったメダカの冬越しをどうするか頭を悩ませているときに、娘の参観日がありました。その日の参観日は理科室で行われ、窓際のにはメダカの水槽がおかれていました。参観終了後に理科の戦線に、メダカの冬越しの方法をお聞きすると、

「理科室のメダカたちは、水槽で泳いでいますよ。

 センターで外で飼っているメダカは、土の中で冬越ししていると思いますけど」とお返事をいただきました。在所でも、メダカを外で冬越し出来る可能性があることを知りました。


 夏の終わりにホームセンターに行くと、大きな鉢が半額になっていて、勢いで購入してしまいました。その頃には成魚の半分に育ったメダカたちと、卵を取ったメダカたちをその大きな鉢に入れて過ごしました。結局、ボウフラ対策に育て始めたメダカでしたが、その効果はあったのかなかったのか。


 10日ほど前から、メダカたちの冬越しの準備を始めました。日陰にあった鉢を日当たりのよい場所に移し、土も多めに入れ最後の水替えをしました。大きな鉢で、どのくらいの量がわからないのでカルキ抜きのために、数日放置しました。その間別の水槽にいたメダカたちの一匹が、朝の温度が急に下がり死んでしまいました。


 昨日カルキ抜きが終わり、日向の大きな鉢へのメダカたちのお引越しは終了しました。来年の春、何匹が元気に出すのでしょうか。

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