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日々の出来事  作者: 真澄
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おにぎり

東京見学から帰ってきた娘が、開口一番

「東京タワーの1階ってアニメショップだった。田舎のお店よりもよっぽど大きかったよぉ!」

だそうです。続いて出てきた言葉が、

「二次元の中に、三次元が混じってるなんて許せない」ですって。

「東京タワーの1階は東京土産を買うとこだから。アイドルの缶バッジだって売ってるって」

と、言っておきました。

 子供達には、事前にお土産のリストが配られていました。その時に、先ずはジジとババと弟だけにはお土産を買ってくるように言っておきました。学年費で用意されたお土産代で娘が買ってきたのは、小ぶりなお菓子の包みが3つ。それと二次元の缶バッジを出しながら、ニマニマしています。小学生のお小遣いにしては品数が多いような気がします。

「よくこんなに買えたねぇ」と娘に聞くと、

「おじさんにお金ないって言ったら、

『財布に入っている有り金、全部でいいって』言われた」とのこと。

言われた言葉はちょっと怖いですけど、いい人ということにしておきます。


 次に出てきたのは、飲みかけのペットボトルのお茶です。おやつにおにぎりが配られることは知っていましたが、一緒に日本茶も配られたようです。

 おにぎりがおやつに配られたのは、今回で2回目です。

 6月の参観日の後、海の学習に関する保護者への説明会がありました。その時あるお母さんから、帰宅時間が遅くなるので、夕飯代わりの軽食を用意してほしい旨の要望がありました。その要望に対して、

「そうですね、アンパン?サンドウィッチ? どっちもアレルギーのある子は食べれないか

 なんか考えておきます。」という返答がありました。考えた結果が、おにぎりになったようです。

 海の学習から帰ってきた娘が、私に言います。

「おにぎり、うまく開けられなかった。」

 コンビニのおにぎりが上手に開けられなくたって、別にいいじゃないと私は思うのですが、開け慣れている友達が娘は羨ましいようです。

 

 昨年の子供神輿のおやつに、コンビニのおにぎりが配られたようです。娘は食べ方がわからなかったようで、友達に開け方を教えてもらったとか。そのことを聞いた、友達のお母さんが感心していました。いえ、別に子供に手をかけているから、コンビニのおにぎり食べたことがないわけではないのです。

 子供が小さい頃に、コンビニのおにぎりを買ったことがあります。その時にふっくら握ってあったおにぎりを子供が強く握りしめてボロボロにしてしまったことがありました。私は、おはぎが出来るかというほどしっかり握っていますから、握りの緩いおにぎりを子供たちがボロボロにするのも当然です。それ以来、コンビニでおにぎりを買った記憶がありません。

 基本我が家の朝食は、和食です。前日までにおにぎりをもって出かける予定がわかっているときには、多めにご飯を炊きます。突然出かけることが決まった時には、コンビニでお昼を買うこともありますが、自分で作れるものは、コンビニで買うことはないです。折角なのだから、普段食べることの少ないサンドウィッチとか食べたいのが本音です。


 先生方が、食物アレルギーの子でも食べられる軽食として用意してくださったおにぎりですが、お米のアレルギーもあるとのこと。

 原因は、残留農薬とか日本人の食事が欧米化したために米飯を消化できなくなたっとか、はっきりした理由はわかっていないそうです。

 米アレルギーでも、ササニシキを食べた時には症状が出ないという方もいるそうです。美味しいお米といえば、モチモチの食感とほのかな甘みを求められます。そのように品種改良が進んだ結果、本来もち米に多く含まれているたんぱく質が、普通に食べるうるち米にも含まれるようになりました。もち米特有だったたんぱく質が、米アレルギーの原因ではないかと、考えられているようです。


 少しでも美味しいいお米が食べたいと作られた品種が、お米を食べられない人を出したのだとしたら、なんだか悲しいことです。

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