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日々の出来事  作者: 真澄
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地区運動会

  日曜日に、地区運動会に参加してきました。地域内の小学校の校庭を借りて行う公民館対抗の運動会は、あまり評判がよくありません。小学校の運動会が秋に行われていた時には、6月に行われていました。この時期は農家にとっては、田植えやら果樹の摘果やら袋掛けがあって、農作業を行いたい時期です。小学校の運動会が6月になってからは、10月の第1週の日曜日に変更になりました。するとこの時期は、稲刈りだの果樹の袋外しだので忙しい時期です。やっぱり農家は忙しい時期になります。

 とはいえ、子供たちにとってはそこそこ楽しい1日になると思います。競技に出る少しの時間以外は、友達と遊び放題ですし、子供たちが喜びそうなおやつが各地区で用意されています。思いっきり遊んで、お腹がすけば好きなだけおやつが食べれる半日になります。午後は、慰労会が行われます。オードブルや助六、子供用にジュースも用意されて、楽しそうです。親たちも、酔っぱらって普段よりもお小言が少なくなりますし。

 役員さんは大変です。運動会の運営はしなければいけなし、参加者用の軽食や飲み物の手配もあります。慰労会の用意もあります。我が家に役が回ってきたときに自分で出来るか不安です。役員でなければ、競技に参加しながら子供の様子見ながら、世間話かなんかして半日巣を過ごします。慰労会に出るために運動会に参加するという方ももいるとか、いないとか。

 我が家の娘は、

「ただ飯、ただ飯」と言いながら慰労会に向かいました。どこで教育を間違えたのでしょうか。ただ飯じゃなくて、各家庭で支払っている自治会費で用意していただくものです。それ以前に、慰労会に参加する意味を教えておかなければいけないと、

「役員さんは、運動会に参加した人全員分の料理を用意してくれるの。

 用意した料理が余ったら、それはそれで大変なんだから、

 参加するといった以上最後まで参加しないと。」と言っておきました。我が家もあと数年すれば、回ってくる役です。回ってきたときに亭主殿が驚かないように、送り出したのですが、わかっているのか心配です。

 

 自治会や町内会の活動は、なんで必要なのか理解できないものも多々あります。役になれば出来て当たり前、できなければ非難される嫌なものです。それでも各地で組織があり続いているのは、それが日本の社会に必要だからなのでしょう。

 運動会に参加しながら、そんなことを考えた1日でした。

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