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日々の出来事  作者: 真澄
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久々の・・・。

 久々に、青菜のお浸しを食卓にだしました。夏の間は、レタスとかキャベツとかが主になっていましたが、涼しくなってくるとお浸しも頂きたくなってきます。

 久々におひたしが食卓に上がった理由は、簡単です。ババが、大根の間引きをしたからです。

 大根に限りませんが、種から作る野菜の多くは沢山種をまきます。発芽して生育のよいものを残して、抜いてしまいます。これが間引きで、立派な野菜になるまでに何回か行います。

 私は、これができないのです。今までの人生、劣等生として生きてきた私は、間引かれる大根たちが自分のように思えて仕方ないのです。もったいないやら、可哀想やらで大根を捨てることができません。ですから間引いた野菜も、食べられるものでしたら頂くようにしています。

 これが、食べるまで手がかかること。雨上がりすぐでしたので、葉っぱは泥だらけです。これを水に30ほど浸して落とします。水道の流し水だけでは落ちないのです。その後茹でるのですが、何やら米粒ほどのものが上がってきます。実は、虫です。本当は炒め煮にしようかと思ったのですが、

「虫がひどいから、茹でないとだめだよ」と、ババに言われていたのです。

 大根の葉を食べようと思えば、毎回こんな感じです。ひと昔前の人は、虫もたんぱく質の内食っちまえ、なんで感覚もあったようです。でも私は嫌ですから、しっかしとさらして虫と泥を落としておきます。


 久々のお浸しに、娘も箸を出していました。あの虫を見たら、娘は食べないんだろうなぁ。

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