表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日々の出来事  作者: 真澄
10/100

ハロウィン?

 9月に入ってから、子供や喜びそうな様々なものに、カボチャのお化のデザインが多くみられるようになりまし。

 それを見た子供たち、下の子は

「今日、ハロウィン」と聞いてきますし、下の子は

「もう、ハロウィン」と不思議がっています。

「お祭りの前に、いろいろ宣伝しておきたいからでしょ」ということにしておきました。


 ここ最近は、ハロウィンは仮装パーティーをする日だと思われているようですが、微妙に意味合いが違うようです。もともとは、ケルト民族の風習が多くの国に広まっていったことのようです。ケルトでは10月の末日で夏が終わり、死者の霊が家々を訪ねてくるのと合わせて、精霊や魔女から身を守るために仮面をかぶったり、火を焚いて精霊や魔女をさける風習があったそうです。これが転じて、仮装やジャックオーランタンになったようです。 

 アメリカ出身のワイドショーのコメンテーターさん曰く、

「魔女や骸骨の仮装がほとんどで、日本の様にキャラクターの仮装はここ最近」だそうです。

 日本ではハロウィンは本来の意味から外れて、ほとんどコスプレ大会になってしまっているような気がします。

 

 日本にハロウィンが広まったのは、TDRのイベントの影響が大きいようです。TDRでの大人の仮装は、ハロウィンイベントの始まりの一時期と最後の数日間、ディズニーのキャラクターについてだけ許されています。それ以外の大人の仮装が許されていない理由は、小さな子供が混乱するから。そんな馬鹿なと思ったのですが、我が家の息子がそうでした。

 上の子がまだ学校に上がっていないときに、旦那に遅めの夏休みを取ってもらって、TDRのハロウィンイベントの初日に行ったことがありました。下の子はまだ2・3歳だったと思います。大人から見れば、見ているほうが恥ずかしくなるような仮装なのですが、息子は混乱して不思議そうな顔で、

「本物」と聞いてきます。完璧にキャラクターになりきっているご本人様を前にして

「偽物」と答えるわけにもいかず、なんとも困った記憶があります。

 パーク内の中央はまるでコスプレ大会会場でした。ご本人たちは楽しいのでしょうけれど、たまたまイベントの初日になっただけの身からすると、近づきがたい雰囲気が漂っていました。


 ちょうど同じころ我が家の子供たちが通っていた保育園では、黒猫や吸血鬼や魔女といった本来の仮装をして、小学校や老人ホームを訪問していました。給食にカボチャも出ていたように記憶していますが、欧米ではカボチャ料理を食べる日ではないそうです。日本でも、カボチャを食べるのは冬至のはずですが。


 異文化を受け入れるのは、日本人の十八番ですが、もう少し起原に思いをはせてみてはと、年寄りは思うのでした。


 


 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ