ハロウィン?
9月に入ってから、子供や喜びそうな様々なものに、カボチャのお化のデザインが多くみられるようになりまし。
それを見た子供たち、下の子は
「今日、ハロウィン」と聞いてきますし、下の子は
「もう、ハロウィン」と不思議がっています。
「お祭りの前に、いろいろ宣伝しておきたいからでしょ」ということにしておきました。
ここ最近は、ハロウィンは仮装パーティーをする日だと思われているようですが、微妙に意味合いが違うようです。もともとは、ケルト民族の風習が多くの国に広まっていったことのようです。ケルトでは10月の末日で夏が終わり、死者の霊が家々を訪ねてくるのと合わせて、精霊や魔女から身を守るために仮面をかぶったり、火を焚いて精霊や魔女をさける風習があったそうです。これが転じて、仮装やジャックオーランタンになったようです。
アメリカ出身のワイドショーのコメンテーターさん曰く、
「魔女や骸骨の仮装がほとんどで、日本の様にキャラクターの仮装はここ最近」だそうです。
日本ではハロウィンは本来の意味から外れて、ほとんどコスプレ大会になってしまっているような気がします。
日本にハロウィンが広まったのは、TDRのイベントの影響が大きいようです。TDRでの大人の仮装は、ハロウィンイベントの始まりの一時期と最後の数日間、ディズニーのキャラクターについてだけ許されています。それ以外の大人の仮装が許されていない理由は、小さな子供が混乱するから。そんな馬鹿なと思ったのですが、我が家の息子がそうでした。
上の子がまだ学校に上がっていないときに、旦那に遅めの夏休みを取ってもらって、TDRのハロウィンイベントの初日に行ったことがありました。下の子はまだ2・3歳だったと思います。大人から見れば、見ているほうが恥ずかしくなるような仮装なのですが、息子は混乱して不思議そうな顔で、
「本物」と聞いてきます。完璧にキャラクターになりきっているご本人様を前にして
「偽物」と答えるわけにもいかず、なんとも困った記憶があります。
パーク内の中央はまるでコスプレ大会会場でした。ご本人たちは楽しいのでしょうけれど、たまたまイベントの初日になっただけの身からすると、近づきがたい雰囲気が漂っていました。
ちょうど同じころ我が家の子供たちが通っていた保育園では、黒猫や吸血鬼や魔女といった本来の仮装をして、小学校や老人ホームを訪問していました。給食にカボチャも出ていたように記憶していますが、欧米ではカボチャ料理を食べる日ではないそうです。日本でも、カボチャを食べるのは冬至のはずですが。
異文化を受け入れるのは、日本人の十八番ですが、もう少し起原に思いをはせてみてはと、年寄りは思うのでした。




