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詩*日常から*

美しい朝

作者: a i o

改めまして美しい朝

哀しくも輝かしい朝

何の気なしに息してる今日も

携帯のアラームに

叩き起こされる

電子音のハーモニー


薄い珈琲の色に染まり

ゆるく濁っていく身体

気だるさを背負って

窪んだ目を無理矢理見開いて

施すマスカラ

夜の色を残す


笑いたい屈託もなく

意味のない星占いに

一喜一憂

そんな純粋さを持って

光を受け入れるドアを

開けたのなら


信じてる

冷たい風が生まれた場所で

私も

真新しい産声をあげたこと

喜びを握りしめた手で今

寂しさを掻き抱いているとしても


改めまして美しい朝

薄い瞼から

射し込む非情な光よ


涙のこぼれない瞳でも

哀しみを見ていたと

気付いてくれたのなら

それだけで私は


生きていける

輝かしい朝




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