<閑話>友人の友人。(クロスオーバー)
期末試験とか文化祭の準備やら試験やらで更新できる状況じゃありませんでした。申し訳ございません。m(_ _)m
さて今回は、友人の山口流氏の小説「巫女の少女と命使いと」とのクロスオーバー話となります。本人から許可がとれましたので。本編とは関係有りません。
では、どうぞ。
眩い光が部屋にさしこむ。正一は目を覚まし、背伸びをした。
「うーん…もう朝か。起きろ」
そう言って、向かい側のベットで寝ている琴美を揺らす。
「むぅ……あさぁ?」
「そうだ、起きてくれ」
「はーい。……ふぁーあ」
琴美は目をこすると、ベットから出た。
「今日は何処か行くの?」
朝食を食べながら、琴美は正一に訊いた。
「ああ。藤山の知り合いに会いにな」
「へえ。じゃ、さっさと支度しましょ。ごちそうさまでした」
「そうだな。ご馳走様」
二人して食器を片付けると、二階へ支度をしに行った。
「あれが確か待ち合わせ場所の公園だな」
公園が見えてきたので、足を速める。すると、藤山が待っていた。
「よう。待たせて悪かったな」
「そんなに待ってないよ。ささ、行こうぜ」
正一たちは、藤山の後をつけていった。
藤山の家についてしばらくすると、彼の携帯が鳴った。
「…もしもし。ああ、来たのね。じゃ早めに俺んちに来てくれ、もう友達居るかんな」
藤山はそう言って電話を切り、もう少しかかるみたいだ、と苦笑した。
しばらく談笑していると、急に家のインターホンが鳴った。
「お、来たみてぇだな。ちょっと待ってろ」
そう言って、藤山は玄関へと歩いていった。
「どうも初めまして、俺は大原正一だ。横にいるのが「神原琴美です」で、俺のいい…居候だ」
「へえ、居候なのか。俺は山沢古神」
「初めまして、私は神之宮巫女だ」
実は、藤山は転校生である。話によると、中1まで、結構遠くの市に住んでいたのだが、親の都合でここに移り住んだらしい。昔の学校の同級生がこの二人で、今日は久し振りに家に誘ったそうだ。ついでに正一たちも呼んだようである。
「それにしても、ここは随分と都会なのだな」
「いや、ここは随分田舎のほうだと思うけどね」
すると神之宮はためいきをついて、
「一度うちの神社に来て、周りを見渡してみなさい。よくわかるから」
「行ってみたいわね~、そういう長閑な所に」
その後、正一たちは一緒にゲームをやって親睦を深め合った。
「今日はどうもありがとう。二人ともとても気が合うよ」
「いやいや、こちらこそだ。私たちも随分楽しんだからな。久々に心からくつろいだよ」
「お前らまた来いよ。俺としても楽しかったよ」
藤山は満面の笑みで両方に言った。
「じゃ、俺らはもうそろそろ駅に行かにゃならんのでな、じゃあな」
そう言って、彼らは帰っていった。
「今日は楽しかったわ。来てよかった♪」
琴美は正一に、純粋な、笑みを向けたのだった。
「なら俺も良かったよ。さ、晩飯にするか」
二人は一緒に、帰宅の途へとついたのであった。
お読みいただきありがとうございました。
うわー…グダグダですね。書いてから言えたもんじゃないですが。
実を言うと、以前にもこれを書いていたのですがデータがおじゃんになってしまいまして。本当はもうめんどくさくなっていたんですが、友人の強い要望にも押され、また書かせて頂きました。
神社の周りの風景などは全て脳内の妄想です。原作には一切出てきません。因みに、一応林になっているイメージで書きました。
ともあれ、原作者の友人、山口流氏には最大限の感謝を捧げます。
では、また次回。