第9話 黒装束との決着
期末試験という名の拷問の合間にやっと書く時間とれました…
放置してスミマセン…
「くろいふくのおとこが しょうぶをしかけてきた!」
「君はどこぞやのゲームか」
いかんいかん。集中しないと。
「俺は大原正一だ。お前は?」
「紅桜寺 博文さ。…じゃ、手っ取り早くいかせてもらうよ。
「Begin Analyze」!!」
男が何やら叫ぶと、空気がビリビリ震え始めた。
「何しやがった」
「手品さ。「Analyze Space Energy」…『Done.』
さあて、ショーの始まりさ!」
男は高らかに笑うと、人差し指を前につきだした。
そして、指の先端が輝きはじめた。
(これは危ない!!)
本能がそう叫んでいる。正一はとっさに防御した。
「A.I.B起動ッ!」
AIB。「[A]bsolute [I]neffective [B]arrier」
(アブソルート・インエフェクティブ・バリア、「絶対無効障壁」)の略であり、
能力を黒い壁状に展開することで盾のように機能する。
これを通過できるものはない。
ただ、受け止めたエネルギーの相殺には体力を要するのが欠点である。
「正一…大丈夫なの?」
琴美がそういった瞬間、男の指が一閃。
太い光の奔流が放たれる。黒い壁に光が衝突し、爆音と共に壁に波紋が広がった。
「クッ…やるじゃねえか」
正一は壁を消すと、男に向かって掌をつきだした。
すると、男の正面に半透明の壁が現れた。
「わざわざやられるような、たちではないのでね。「Wall Stractured」」
構わず正一は手に能力を集中させる。そして…
「カトプトロン・オブ・ロンギヌス!」
聖槍鏡像。
正一は輝く聖槍の”鏡像”を手にし、力を込めて投擲した。
ヒュゥゥゥゥン!
男は憐憫の目で正一を見て言った。
「君も少しは学習したまえ。そんなんd「バキッ」ウガァッ!!」
バリアはいとも簡単に破られ、男は貫かれた。
そのまま、地面に磔となる。
そして、妙なビリビリ感も消えた。
「こ、これはぁっ…あいつnグハッ」
男はなにか言いかけたが、力尽きて倒れた。
気絶しただけであるが。
「じゃあな、おっさん」
正一と琴美は、また歩き始めた。
正一たちがいなくなった後。
男の横に歪みができ、そこに少女が現れる。
「ずいぶんボロボロじゃないの。だらしないわねぇ…」
そう言って、少女はクスクスと笑う。
「油断…、して…、しまっ…、たんだ…」
男は胸に槍が刺さったまま話している。故に長く話せない。
「まあ、外れたら帰ってきなさい」
「く、そっ…、外れ…、ないぞ…」
男は半ば観念しかけていた。
「あ」
「何よ」
「槍消すの忘れてた」
「バカじゃないの!?」
「…よし消えた。これでいいか」
「……紅桜寺さん、ご愁傷様です…」
いやーなかなか来れなくて、すみません。
期末試験の合間に書くことしかできないもので。
試験とは以下に嫌なものであるかよく解りました。
引き続き感想をお待ちしております。
次回はクロスオーバーの話を予定してます。